クラシックの音楽には番号がついているらしいよ
バッハの作品に「ＢＷＶ（ベー・ヴェー・ファウ）」という番号がついてて、ジャンルごとにまとめられている
同じように、モーツァルトは「ケッヘル番号」、シューベルトは「ドイッチュ番号」と呼ぶんだって
えっ、もっと知りたい？
ヘンデル「ＨＷＶ」ハイドン「ホーボーケン番号 」、ヴィヴァルディは「リオム番号」みたいだけど・・・もういいかな？
ベートーヴェン？
ルートヴィヒは偉大な作曲家だと思うけど、彼専用の「何とか番号」は無いみたい
初期の頃の作品は「ＷｏＯ．（作品番号無しの意）」らしく、あと「Ｏｐ．（オーパス）」、それ以外に「ヘス番号」というのもある
彼はガムシャラに曲を作ったけど、気持ちが冷めちゃったのかなぁ？
まぁ、一つ言えるのは、今日ここでキミと話しているのは、
『Op.67』ってこと
僕はね、毎日のように車に乗っているんだよ
だいたい同じ道を走る
いつも思うけど、ちょっとしたタイミングで後の景色が変わるんだ
景色って、目で見る風景じゃなく、心の中の景色ってことね
例えば、前の車がノロノロ運転していて腹が立つとするじゃない？
家を出る時間があと１０分早かったり遅かったりしたら、その車を見ないで済んだよね
もっと細かく考えると、交差点の黄色信号ギリギリで通過せずに停まっていれば、その車に出会わなかったかも
人生って、そんな偶然の繰り返しだよね
「もしも出会わなかったら？」なんて考えてみても、出会ったことは消せない
出会ったことをプラスに考えたいと思わない？
僕は、キミと出会えた運命に感謝しているよ
流れてくる音楽が自分へのメッセージだって思ったことはない？
その歌の歌詞だったりタイトルだったり・・・
ある日ある時、聞こえてくる音楽も実は、耳にする運命なんじゃないかな？
さっきから『運命』って言葉を使いすぎだって？
そうだね・・・
偶然が重なると、やっぱり運命じゃないか？って思ってしまう
僕の思い込みなんだろう
うん！
キミとの出会いは運命じゃなくて宿命なんだ
