スポーツは、やるのも観るのも好きな男、コピでございます。
お読み頂き、有難うございます。
気分が落ち込んだ時には、「体を動かした方がイイな」と思うタイプです。
そんな僕は最近、(プロ)スポーツを観て思うことがあります。
勝てば良いのか?と。
戦争なら絶対に勝たなきゃいけませんが、スポーツって戦争じゃないでしょ。
勝ち負けだけを決めるなら、ジャンケンで良いですよ。
スポーツは、相手選手に対する尊敬や同じ競技する仲間意識を持って行ってこそ、勝敗に価値があると思っています。
そのような考えに至ったのは、ある人物の話を聞いてからです。
清水善造さん
ご存じでしょうか?
1891年、群馬県に生まれたテニスプレーヤーです。
ボールに向かって半身に構え振るのが一般的なフォームですが、清水さんは正面を向いたままラケットを振ります。
変則的なフォームの日本人は『シミー』の愛称で親しまれます。
三井物産に勤めながら日本人初のウィンブルドン出場者になりました。
しかも、ベスト4まで進出しています。
清水さんは当時最強だったチルデン選手(アメリカ)とも戦いました。
激戦の末、敗れてしまいました。
この試合のラリー中、チルデンが足を滑らせて転倒しました。
それを見た清水さんは、相手のコートへゆっくりとしたボールを打ち返します。
観客は清水さんに向かって惜しみない拍手を送りました。
この行動は、『やわらかいボール』という逸話として語り継がれます。
僕がその話を聞いた時、とても感動しました。
そういえば、最終ホールのプロゴルファーの話にも感銘を受けましたよ。
トップでホールアウトして他の選手を待っている時、2位の選手がパットを外したら自身の優勝が決まる場面。
どのような気持ちで2位選手がパットをしようとする姿を見ているのか?
外したら優勝、入れてしまうとプレーオフ(延長戦)になって、優勝のチャンスを逃すかも知れません。
「外せ!外せ!」そういう気持ちで見ているのかと思いきや、一流のプロゴルファーは「入れろ!入れろ!」と思って見ているそうです。
ですから、2位選手がパットを外すと「優勝して嬉しい!」よりも「何をやってるんだ!」という表情をします。
そういう気持ちでいなければ、パットを入れられてプレーオフになった時、強い気持ちで戦えないのでしょう。
万全の状態の相手と戦って勝つ喜び。
それが本来の スポーツの形 だと思います。
そうそう。
宗教、人種、政治的な問題などを除外した大きなスポーツの大会があります。
ザ・平和の祭典 と呼んでいいでしょう。
4年に1度のそのイベントですが、今年の7月に開催予定のようですね。
ただ、ホスト国の体たらくが目立っています。
他国のワクチン接種率に比べ、ホスト国の接種率は、さざなみ程度です。
ロックダウンをすれば良いのに、飲食店の時短営業で新規感染者数を抑えようとします。
どこが「安心・安全」なのか、ちっともわかりません。
ひょっとすると、大会前に国内の感染者を爆発的に増やして、外国人選手のやる気を削ぐ作戦じゃないかなぁ~と思います。
そんな卑怯なことをして、メダルを獲って、何が嬉しいのでしょう?
スポーツマンシップ、やわらかいボール精神は何処へ行ったのでしょうか?
ホスト国の国民の多くは、この大会の開催を反対していました。
でも、大会が始まれば、メダルラッシュに歓喜するのでしょう。
とても感動しやすい人たちですね。
何を見ても感動するのでしょう。
野良猫がウ○チしてる姿を見ても感動するでしょう、きっと。
ちょっと、言い過ぎました😅
時代が変わったんでしょうね。
とにかくスポーツは 勝てば良い という時代に。
まるで戦争みたいです・・・。
本日は以上です。
硬いボールで筋膜リリースをする男、コピでございました。
お読み頂き、有難うございました。