こんにちは！
コピでございます。
本日は、以前の記事でちょこっと触れた、『古畑任三郎』の特集です。
特集と言っても、僕が好きな話を並べるだけです。
「観たこと無いです」という方もいらっしゃるでしょう。
そういう方は・・・置いてきぼりにします！
では、始めましょう。
ウソです！
「観たこと無い」という方に、少しご説明しましょう。
『古畑任三郎』は、田村正和さん主演のフジテレビ系刑事ドラマシリーズです。
脚本は三谷幸喜さんです。
このドラマは、倒叙もの（倒叙形式）になっています。
倒叙ものとは、序盤に犯行描写があるので、犯人はすぐ分かってしまう形式の作品を指します。
警察（古畑）が、どのようにして犯行を見抜くのか、どのようにして犯人を追い詰めるのかが物語の見所です。また、犯人の心理を描く時間が比較的長いので、「この人はこんな性格なんだなぁ」が理解できます。ですから、犯人の殺意（動機）が視聴者に理解し易くなっているのです。
ゲスト俳優＝犯人役になってしまうので「倒叙ものにしなければならなかった」とも言えます。
刑事コロンボ ※倒叙形式の代表作
色んな職業の犯人と対決する古畑任三郎。
トリックの綻びに気づくことは出来るのか？
では、参りましょう。
『古畑任三郎』好きなエピソード・トップ10
- 第10位 汚れた王将 坂東八十助（坂東三津五郎）
- 第9位 殺人特急 鹿賀丈史
- 第8位 ゲームの達人 草刈正雄
- 第7位 動機の鑑定 澤村藤十郎
- 第6位 しゃべりすぎた男 明石家さんま
- 第5話 ニューヨークでの出来事 鈴木保奈美
- 第4位 殺しのファックス 笑福亭鶴瓶
- 第3位 今、甦る死 藤原竜也／石坂浩二
- 第2位 再会 津川雅彦
- 第1位 黒岩博士の恐怖 緒形拳
エピソードタイトル 犯人役（メインゲスト）
犯人の職業 放送日（通算回）
概略／コピ感想
で、お送りします
第10位 汚れた王将 坂東八十助（坂東三津五郎）
将棋棋士 1994年5月11日（第5回）
将棋のタイトル戦が行われた旅館での事件。
棋士が不可解な一手を指す。
理路整然と物事を考える代表として将棋の棋士が登場します。
ただ、「将棋のタイトル戦なのに安い駒を使っているなぁ～」と思いました。
僕が持っている将棋の駒↓↓の方が高いと思います。
古畑のネチネチ感が良いです。
第9位 殺人特急 鹿賀丈史
外科医 1994年6月1日（第8回）
新幹線車内での殺人。
早々に目撃者を見つけた古畑だったが・・・。
古畑任三郎はドＳなんです。
「犯人はコイツ」ってわかっちゃうと、意地悪をして犯人を追い詰めます。
この「意地悪をして楽しむ古畑」は、以下のゲストの回でも見ることが出来ます。
※堺正章・小堺一機・風間杜夫・玉置浩二
第8位 ゲームの達人 草刈正雄
医師 1996年1月24日（第16回）
推理作家に「妻の不倫」の相談を受ける推理マニアの医師。
不倫の相手はその医師だった。
医師は作家に、妻の愛を確かめる為と狂言自殺を勧める。
スタイリッシュな医師が考えた完璧と思える殺害計画でした。
でも、完全犯罪って上手くいかないよねぇ～、という作品です。
第7位 動機の鑑定 澤村藤十郎
骨董商 1996年2月21日（第20回）
美術館の館長を使って私腹を肥やす骨董商。
現役最高の陶芸家に悪事を暴露されそうになり殺害、物盗りの偽装工作をするのだが・・・。
犯人の実名が出てこない唯一の作品なんですよね。（春峯堂さんと呼ばれている）
地味な話ではありますが、「自分にとって何が大切か？」を考えさせられる回です。
第6位 しゃべりすぎた男 明石家さんま
弁護士 1996年1月10日（第14回）
古畑の部下である今泉が殺人の容疑で逮捕された。
大学時代の同級生だった弁護士に依頼をする今泉だが、事件の犯人がその弁護士だった。
最後の法廷のシーンは、スカッとすること請け合いです。
普段は古畑から邪険にされる今泉ですが、この回は上司の愛情を感じます。
第5話 ニューヨークでの出来事 鈴木保奈美
アメリカ人小説家の妻 1996年3月13日（第23回）
アメリカの長距離バスに乗る古畑が、乗客の日本人女性に声を掛けるところから物語が始まる。
彼女の友達が起こしたという無罪判決の事件を「時間つぶし」として推理する。
『安楽椅子探偵』と呼ばれる方式ですね。
犯行現場に立ち入ることなく、人から聞いた情報だけで推理する回です。
犯人（？）の葛藤が伝わってくる切ない話です。
第4位 殺しのファックス 笑福亭鶴瓶
推理小説家 1994年5月4日（第4回）
不倫で邪魔になった妻を殺害し、誘拐に偽装して第三者の犯行に見せかけようとする推理小説家のはなし。
警察は誘拐犯からのファックスに翻弄される。
1994年放送の回ですからね。
タイマーセットされた脅迫文がファックスで送られてくるところに時代を感じます。
時系列で並べると、この回が古畑作品の最初に来るのではないか？と思います。
古畑の性格や今泉のお手柄、このドラマを知る上で、この回を一番に見て欲しいですね。
第3位 今、甦る死 藤原竜也／石坂浩二
製パン企業副社長／郷土資料館館長 2006年1月3日（第40回）
リゾート開発を進めようとする兄を殺害した弟。
犯行は、自身が小学生時代に作成した「殺人の自由研究ノート」からだった。
しかし、それは・・・。
『古畑任三郎』名作中の名作だと思います。
倒叙形式では難しいであろう 大どんでん返し があります。
第2位 再会 津川雅彦
小説家（官能小説） 1999年5月11日（第32回）
古い友人から招待状が届き、山中の小説家の家に遊びに来た古畑。
若い妻が担当編集者と浮気をしていることを知った古畑は「今晩、何かあるのでは？」と疑念を抱く。
事件を解決する前に古畑トークがあるのですが「最終回に持ってくる予定だったこのエピソード」と言っています。
特別な話という意味ですが、なんと！事件が起こる前に解決してしまうのです。
古畑の過去と優しさに触れることが出来る回となっています。
第1位 黒岩博士の恐怖 緒形拳
監察医 1999年4月6日（第27回）
死体の肛門におみくじが詰め込まれている猟奇的な連続殺人事件が発生。
被害者の共通点が無く、犯人像も全く掴めない。
警察犬訓練所に異動となっていた古畑の元に捜査依頼が来る。
2時間強のスペシャルドラマでしたが、映画に出来そうなクオリティでした。
僕が「緒形拳さんが好き」という事を抜いても、面白い回だと思います。
古畑さんは応援団だったんですねぇ。
西園寺君と花田さんが初登場しましたよ。
って、ドラマを観てない方にはサッパリの話ですよね😅
好きな回を並べたら、犯人の職業が「医者」と「小説家」ばかりになってしまいました🙄
他にも色んな職業の犯人がいます。
歌舞伎役者・ピアノ奏者・時代劇俳優・超能力者・議員秘書・ラジオDJ・捜査一課警視・数学者・教師・大学の研究助手・学習塾経営者・マジシャン・雑誌編集者・フラワーアレンジメント主宰者・アイドルグループ・落語家・プランナー・村長・指揮者・女流囲碁棋士・西洋美術研究家・テロリスト・外交官、そしてメジャーリーガー。
職業から観るエピソードを選んでも良いかも知れません。
本日は以上です。
僕が勝手にランキングを付けさせて頂きました。
ここは、僕のブログなのですから仕方ないですね。
ちなみに、古畑は「ハンマーカンマー」なんて言ってませんから。
お読み頂き、有難うございました。
