青い空を眺める
碧い池から眺める
私は空へと向かって飛び立った
地上へ白い羽根がひとひら
茶色の山道を眺める
朽葉色の木の枝から眺める
私は地面に降り立った
道には白いパンがひとかけ
私はパンをついばむ
三日間の空腹を忘れるために
その先にもパンがある
まるで何かの目印のように
カラフルな家を眺める
緑色の芝生から眺める
私は家へと近づいた
家の中には女性がひとりだけ
茶色の山道を眺める
朽葉色の木の枝から眺める
兄妹が道に目印として置いたパンを探していた
憔悴した妹の瞳から涙がひとつぶ
私がパンをついばんだ
三日間の空腹を忘れるために
道に置かれた全てのパンを食べてしまった
兄妹の目印だったようだ
カラフルな家を眺める
緑色の芝生から眺める
兄妹は家へと近づいた
空腹の兄妹が家をかじる
ひとくちまたひとくち
カラフルなお菓子の家の中を眺める
透明のキャンディで出来た窓から眺める
兄が檻に入れられ妹は料理を作らされ
近くにいた魔女がひと笑い
真っ赤な炎を眺める
漆黒の庭から魔女が燃えているのを眺める
兄妹を背中に乗せて飛び立つ
帰り道のわからなかった兄妹はひと安心
私がパンをついばんだ
兄妹が目印にしていたパンを食べてしまった
だから兄妹を無事に家まで送り届ける
背中に乗せたヘンゼルとグレーテルのポケットの中は宝石でいっぱいだった
先日、ある童話のあらすじを読む機会があったんですね。(作品名は伏せます)
こどもの頃に読んだ童話のハズですが、後半部分をあまり覚えていなかったです😓
むかしむか~しの童話なので、時代によって色々と変化するみたいですよ。
『白鳥』が登場するバージョンも存在するみたいなんです。
初耳でしたねぇ。
その白鳥バージョンのあらすじを読むと、『白鳥』が唐突に出てきます。
これはいけません!
童話は基本、こどもの読み物ですから、登場の理由がキチンとしていないと駄目です🙅
だから、僕なりに辻褄を合わせてストーリーを考えてみました。
ただ、自作あらすじを載せても面白くないので、白鳥目線のポエム仕立てにしました🌟
そしたら・・・
こどもに伝わりにくくなっちゃった😨
本日は以上です。
童話の楽しみ方は色々ですね。
お読み頂き、有難うございました。