コピの部屋

好きなもの・人に対しての想ひを語ってみます。お子様ランチ記事を目指します!

現金化されたトモダチ関係と、もういない彼。

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喫茶店は、メインの飲み物=コーヒーだと思います。
本格的なお店では、豆を取り寄せて、焙煎して豆を挽いて提供しますね。
コーヒーとのひと時を楽しめる空間。それが、喫茶店の醍醐味でしょう。
一杯1000円でも納得です。
ただ、一言よろしいですか?
「コーヒーが高いからって、紅茶やココアも高くするな!」

 

苦い飲食物が苦手な男、コピでございます。
お読み頂き、有難うございます。

 

今日は、ちょっと昔の話です。
同じ田舎の高校時代の同級生から、突然電話がありました。
「久しぶりに会おう。お茶でもしようよ」
彼は、某家電メーカーに勤めていて、社員寮に住んでいるそうです。
卒業してから話をしていないので、住まいを初めて知りました。
「1か月後の日曜日はどう?」
突然の電話、随分先の約束、よく考えたら違和感があります。
「少し前に、Kに会ったよ」
Kは比較的、仲の良かった友達です。
仲間外れになっちゃうのが嫌だったので、会うことにしました。

 

指定されたのは、山手線の地味目な駅。
渋谷や新宿じゃなく、その駅でした。
しかも、会う喫茶店が決められています。
ソファーがあって、打ち合わせに使えそうな、何店舗もある喫茶店です。
ヨーロッパ人の画家みたいな名前です。

 

同級生は、多少良さそうな服を着ていました。
「どう?」と、時計を見せてきました。
有名な高級時計でした。
「うん」
反応が薄くて、同級生はガッカリしていました。
当時はブランド品が大嫌いで、見せびらかす人間はもっと嫌いでした。
似合ってねぇ~な、くらいにしか思えませんでした。
そいつの話を聞くと、社員寮内であることが流行っており、それによって皆小遣い稼ぎをしているとのこと。
中には、手にしたお金でBMWを購入した先輩もいるそうで。

 

羨ましいとか胡散臭いとか、そんな感情は全くありません。
「日曜日にわざわざ出てきたら、そんな話かよ」と、僕は呆れます。
そいつは、おもむろにパンフレットのようなものを見せてきました。
フローチャートやカースト制度のような図が入ったものでした。

僕が皆さんにお勧めする話じゃないので、ちゃっちゃと説明します。

「40万円の布団を買って会員になり、他の人にも買ってもらいましょう。5人に紹介すれば元が取れる。それ以上は、丸々自分の収入になる。」そのようなシステムらしいです。
同級生の説明が下手なので、良いのかどうかも分かりません。
「は、はぁ」そんな感じで聞いていました。
「じゃあ、すごい儲けてる俺の先輩を呼ぶよ」
そう言うと、同級生は奥のテーブルへと向かいました。
よく見ると、その喫茶店にいる客が全て、同じパンフレットを見ています。
やってきた先輩は饒舌で、人生の3分の1は睡眠だから寝具は大事だ!と・・・僕は納得しました。
ただ、若い僕に、40万円を用意する余裕などありません。
「分割で大丈夫!」悪魔のささやきです。
同級生は必至だし、もう2時間も同じ話をしているし、買うことにしました。

 

僕は、思いました。
この上手い話で、みんなが利益を得るのは無理じゃないか?と。
40万円で布団を買ってくれる人を5人見つけないと、チャラになりません。
その見つけた5人は、更に5人見つけなければなりません。
そんな重荷を背負わす友達関係ってあり得るのか?
まぁ可哀想だから、その同級生の為に、買ってあげることにしたんです。
もう、友達とは思えないけれど・・・。
他の人に紹介するつもりは、全くありませんでした。

 

数日後、大きな荷物が届きました。
開封せずに、送り返しました。
クーリング・オフ制度という知識を得ていたからです。
その知識は、友人Kから教えてもらいました。
Kも布団を買わされて、でも、誰も勧誘していませんでした。
僕と同じ考えだったようです。
彼自身は出来なかったけど、キャンセルする方法があることを知り、困った友達に教えていました。
Kのおかげで、粗悪品を高額で買わずに済みました。
ピンチの時に助けてくれる、良い友達ってこういうことだと思いました。

 

布団を売りつけてきた同級生とは、あれ以来、話をすることもありません。
儲け話と言ってすり寄って、自分が得をしようとする人間。
本当に友達なのか、疑問です。

 

忙しい日常の中で、Kのことも忘れていきました。
気がついた時には、Kは会いたくても会えない存在になっていました。
お礼をちゃんとしていない僕は、彼の友達だったのか、疑問です。

 

毎年12月になると、Kのこと、友達って何だろう?と、考えてしまいます。

 

お読み頂き、有難うございました。