僕は今年に入り、綾瀬はるかさんが好きになりました。元々ちょこっと好きでしたが、すっごく好きになりました。
見た目も大好きです。性格も(お会いした事ありませんが)。というより内面から出てるものも大好きです。
そして、表現者(女優)としての彼女も大好きです。
だから、綾瀬さんの出演作品を片っ端から見ています。
今日は、つい最近見たドラマの感想を書こうと思います。
そう思っていたら、4月30日(火)のネットニュースである記事を見つけました。
綾瀬はるか(34)が「第22回日刊スポーツ・ドラマグランプリ」の主演女優賞に輝いた。18年7月期のTBS系「義母と娘のブルース」で本格的に母親役に初挑戦し、娘への愛情を、時に不器用に、時にストレートに表現した。女性層からの支持も集め、2度目の受賞となった。綾瀬は、トロフィーを手にすると「うれぴー!」と喜んだ。
日本テレビ系「きょうは会社休みます。」で前回15年に主演女優賞を受賞した時は「取ったどぉ~!」だった。変わらぬ愛らしさがある。
綾瀬さんは相変わらず、かわいい人です。
略称「ぎぼむす」は次に見ようと思っていた作品で、「きょうは~」を先日見たのだから、僕にとってかなりタイムリーなニュースです。
そもそも日刊スポーツドラマなんちゃらは、どんな賞だろうか?
歴代の受賞者を見てみました。
「お~~かなり忖度されているね」という印象です。
どこがどう、というのは伏せておきます。
綾瀬はるかさんは素晴らしい女優さんです。誰かが与える賞は関係ありません。賞という名の冠に騙されないでください。自分自身で感じ、評価してください。
そして、俳優の演技は良いのに、う〇このようなダメ作品は山ほどあります。
ドラマの数が増えている昨今、数十年後まで人の記憶に残るような名作は少なくなっていると感じます。最近のドラマは消耗品が多いです。
こんな言い方をするということは、今後の展開はもう分かりますね。
ドラマ「きょうは会社休みます。」は第1話を見ただけで充分である、と。
すごく綾瀬さんが好きで、演じてる姿をたくさん見たいのに、2話以降は見ません。
2013年の大河に出演されましたが、そのあと数年間は作品に恵まれていない気がします。このドラマは2014年10月期の作品です。
僕が、ドラマ・映画を見る時は、かなり集中して作品に入り込むように努力します。
だから、見終わったあとは結構疲れてしまいます。
この視聴方法を変えるつもりはありません。僕なりの楽しみ方だからです。
ストーリーを噛みしめたあとで、このシーンの演者がかわいいなと思うことはありますが、それのみが目的という事はありません。見始めた以上は、その作品を全力で受け止めます。
まぁドラマの楽しみ方は人それぞれですね。
僕は、「羨ましい~」とか「憧れるぅ」のような感覚で見たことがありません。
このドラマは、福士蒼汰君の相手役になったつもりで、見るべきものなのでしょう。
ただ、それだけのものです。そういう女性の評価が高いだけです。
福士君を見たいのであれば、見たらいいんじゃないでしょうか。
一応、どの部分がダメだと思うのかを具体的に発表します。
簡単に言うと、違和感がありすぎて感情移入などできやしない。
ネタバレ注意で。
設定の違和感
原作の漫画が面白いのでドラマ化になったのでしょう。
マンガのあらすじは、
これまでの人生で一度も彼氏ができたことがないOL花笑(はなえ)は、男性経験がないまま33歳の誕生日を迎え悲嘆していた。会社のアルバイトの青年(恋愛経験豊富な21歳)と酒を飲み、次第に酔っ払っていった花笑が翌朝目を覚ますと、青年と一夜を共にした後だった。酔って記憶を失い、処女喪失の実感が全く湧かない花笑だったが、青年と付き合うことになって、初めての恋愛が始まる。
と、こんな感じです。なんか面白そうですよね。
ドラマにすると、色々と広げられそうです。さて、ドラマの設定は・・・?
主人公の女性は29歳で、30歳の誕生日を迎えるところです。これは、主演の綾瀬はるかさんの実年齢を元に脚本家が設定したのでしょう。
ここが、大失敗です。既におかしいです。
(僕は男で、女性心理が全て分かる訳では無いですが・・・)
主人公は男性経験がなく焦っています。
30歳になるからって、そんなに焦りますか?昨日まで20代ですよね?
漫画は33歳です。これは分かります。
30代になってもう3年。そうこうしているうちに35歳。四捨五入すると40じゃないか!結婚どころか経験のない自分大丈夫か?そんなことを考える年齢です。
設定は、少なくても32歳の誕生日にしておかないといけないと思います。
登場人物紹介の違和感
ドラマの第1話は、当たり前ですが、かなり大事です。掴みですから。
どのような手法かは別に、視聴者を引き付ける努力が必要です。
中には、「あ~あ」とガッカリさせるドラマ演出があります。
それは、この人物は●●な性格でいつも●●する、というもの。
それ言うか?それを表現する術は無いの?それ思っているのは主人公なの、第三者なの?その理解は正しいの?
ん~レベルの低い登場のさせ方です。小学生に向けた作品なのでしょうか?
このドラマに、“それ” が、ふんだんに使われていました。
感情移入の妨害とも呼べます。
同じビルで働くイケメンCEOの違和感
後にキーを握る大事な存在です。
主人公はこの男に恋愛相談したり、求婚されたりするんですよね。
ファーストコンタクトがとても大切です。
彼が、主人公に対し積極的に接点を持つ理由がサッパリ分かりません。
「植物が好きで植木をいじる姿を見ていた」「僕も犬を飼っている」「眼鏡を外して泣いているところを見かけた」
など何でも良いのです。
(理由が後から出てくるならごめんなさい)
推理小説の場合、使われているトリックも大事ですが、それと同様に殺意(なぜ殺そうと思ってしまったか)が大事です。
恋愛映画・ドラマだって、「なぜ、その人が気になりだしたのか」は非常に大事です。
ちなみに綾瀬さん主演作品で、お相手が主人公を気になりだす理由が、
映画「高台家の人々」は、“裏表がない女性で、妄想が面白すぎるから”
ドラマ「ホタルノヒカリ」は、“女性は計算高いと思っていたがこの娘は純粋だから”
と、理由がありました。
見た目が地味で何も特徴のない女性に、リッチなイケメンが声を掛けますかねぇ?
誕生日の違和感
主人公は、彼氏がいると嘘をついています。夜9時(19時だったかな)に60分コースのマッサージを予約しています。しかも誕生日割引で。会社の飲み会の後に行くつもりでした。
そして家に帰って、毎年変わらずの親に祝ってもらう誕生日になると思っています。それを覆してやろう!そんな意気込みは特にありません。
彼氏がいる、という嘘は思いのほか苦痛で疲れます。とっとと家路につきたいです。
あのCEOの余計な行動のせいで、後輩の女子社員に絡まれてします。
そこです!
「私、今日が誕生日なので帰ります!」と言いませんか?
これでオールOKじゃないですか?
彼氏との誕生日を邪魔する奴はいないだろうし、イケメンCEOとの疑いも晴れます。
うるさい後輩女子や、チャラチャラした恋愛豊富の若いバイト男(以下、ヤリ男と表現)と飲まなくてはならない理由はありません。
うるさい後輩が帰り、ヤリ男とバーで二人きりの主人公。
同じ会社で働いているとはいえ、気を許したり、感情的になったりしますかね?
酒が入っているからとはいえ・・・。逆に警戒すると思います。普通。
帰ろうとしたら、ヤリ男からバースデーケーキのサプライズ!そんなので喜ぶんですよね。ヤリ男相手に・・・。チョロいです。安い女と思います。でも主人公は、“そんな女”と思われないように、平常心を装ったりはしません。不思議です。
一緒に帰ります。ヤリ男が地味女(主人公)を誘ってきます。
一度は断りますが、昔逃してしまった結ばれるチャンスのことを思い出します。
さっきの飲み会で、女性経験のない男性社員がいじられ、でも「結婚するまでしない」という固い貞操の考えがあることは思い出しません。
地味女はヤリ男と手をつなぎ、遊びに行きます。
全く理解出来ません。
会社に何年務めているか、職場のポジションなどドラマを見ていても今一つ伝わってきませんが、30歳の女性が後先考えずに同じ職場の人間と寝ようとしますかね。
そんなにしたいなら、出会い系などで良くないですか?
会社を休んだ日とその後の違和感
結ばれた翌朝、そそくさと部屋をあとにする地味女。
真面目なOLが会社を休んで、ドラマタイトルの意味が分かるという構成です。
親友に、経験した旨を伝えます。
「知識があったし、こんなもんか」との感想でした。(本心なのかは分かりません)
本心だとしましょう。
行為って一つになる動作だけではないですよね。その前後がちゃんとあります。(あるはずです)
酒を飲んだ後にゲーセン行ってますから、記憶が無いとは考えにくいです。
初めて同士じゃなく、相手はヤリ男。(実は男も初体験の設定ならごめんなさい)
この男はそんなに淡白なの?下手くそなの?男にも腹が立ってきた。
お相手が初めてだと分かったら、思い出になるような夜にしようと思わないの?
地味子よ。元々好きな相手じゃなくても、関係を持ったら多少好きになるでしょ。
この女性は、そんな感情すら持ち合わせていません。
昨日の夜にあったことは、動物の交尾です。ロマンチックとは真逆です。
地味子、 家に帰って、ケーキ食べて、父親と話して、泣いています。
分かりません。
(綾瀬さんの涙はグッときますが、涙の意味は分かりません。スミマセン)
こんな男女をどんな気持ちで見守れば良いのでしょう?
交尾から2日後、地味女はヤリ男にエレベーターでキスされます。
「こんな時間に(こんな場所で、だったか?)」と拒絶する地味子。夜ならいいの?
前にキスはしてるよね。それも1回や2回じゃないでしょ~に。
キスをしないでの行為だった?体を許しても心は・・・という感じでキスしなかった?
僕はもう、彼女がどういうつもりなのか、理解しようとする気もおきません。
一方、ヤリ男。
「俺、本気だから」だって。
あの夜、満足させられなかったヤリ男が、何か言ってます。
そもそも地味子のどこを急に好きになったのだろう?からだ?
でもね、あんたが与えたのは、気障なバースデー演出とUFOキャッチャーで取ったぬいぐるみくらいじゃない。調子に乗るな!
(僕の口調が、段々おねぇみたいになってきちゃった)
この二人に対する、勝手にすれば感が満載。
だから、、、 きょうで見るの休みます。