コピの部屋

自分なりの解釈で想ひを語っています。少しの好き嫌いと空想癖があります。

【ドラマ】世界の中心で、愛をさけぶ 第5話シャドーサイド

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朔太郎と亜紀は結ばれたのか?論争 

 

15年前のドラマを今さら熱く語って誰が共感するの?と、思ってはいます。

僕のようにやっとこのドラマに出会えた・・・みたいな人が、古い作品だから同じテンションで語り合う仲間がいなくても、同じ解釈の人間がいたんだ~と思ってもらえる記事だと思います。

なぜなら、多くの意見に真っ向からぶつかっていこう!としているからです。

もし、世に出回っている意見と同じ考えなら、このブログにたどり着くことは無いと考えるからです。

 

このドラマは大好きなので、1話ずつ心に残る名シーンの紹介は続けますし、第5話は幸せな気持ちになれる回で思い入れもあるので、別でちゃんと書きたいと思います。

今回は、テーマに特化した裏サイドとご認識ください。

 

どこのサイトか忘れましたが、「世界の中心で、~」の感想をみんなで書き込んでいるところがありました。

その中に、第5話(夢島の回)で朔太郎と亜紀は、結ばれたのかというテーマがありました。

その意見の数々を見て、僕は愕然としました。

「それは結ばれているでしょう」という意見が大半で、あとは「結ばれて欲しい」とか「視聴者が考えるべき」と。

「結ばれていない」という意見がほぼありませんでした。

本気ですか?意見を書き込むくらい好きなドラマなんですよね?

ちゃんと登場人物の気持ちなどを理解して見ていますか?と思いました。

とはいっても、実際にどうだったかは描かれていません。

 

ハッキリ申し上げます。

朔と亜紀は結ばれておりません!

僕の見解を申し上げます。

 

まずは、彼らの家庭環境や性格を考えてみましょう。

  

【松本朔太郎】

 彼は4人家族です。ドラマは、原作と違い妹がいます。

優しいというかのんびり屋の父親と思ったことをずけずけ言う男勝りの母親。

中学生?の妹は彼氏がおり少しヤンチャなイメージです。

彼は、部活に所属しておらず、趣味はプラモデルです。

性格は父親に似て、おっとりしています。あまり怒りません。

近くに住むおじいちゃんに、時々使い走りにされます。

  

野獣のような母親とヤンチャな妹。亡くなってしまいましたが、おじいちゃんとすぐ言い争いをする海女出身のおばあちゃん。

それらが、彼の女性像となっています。女性=怖い生き物 と。

だから、今まで女性を好きになることがありませんでした。気になることはありました。

奥手なので、女性と付き合ったことがありません。

友人の大木君(スケちゃん)はかなりの遊び人。高校生離れした恋愛話を色々と聞かされているはずです。

身近にそんな人がいると、“羨ましい”より“俺はちょっと無理”が勝ります。

恋愛よりも友達との遊びを優先する、まだまだ子どもの朔ちゃんです。

 

【廣瀬亜紀】

彼女は3人家族。

教育熱心で厳しい父親と優しさに溢れた母親。

ただ、お母さんは優しいだけでなく、自分の考えをしっかり持った芯が強い女性です。しかも、旦那さん(亜紀の父親)を手のひらで転がすようなところがあります。

彼女は、陸上部に所属する活発な女性。慶応大学を目指せるような頭の良さ。学級委員でもあります。

かなり負けず嫌いです。弱みを見せるのが嫌いです。いいカッコしいです。

本当は、明るくかわいい面を持っていますが、そんな自分を出せずにいます。

同級生から勉強好きの優等生と思われているので、放課後のお誘いが殆ど無いです。

厳しい父親の言いつけで大学に入るまで(いい会社に入るまで?)、恋愛はご法度です。

男性とお付き合いしたことがありません。

優等生の仮面を被って他人の目を気にする、本当はいたずらっ子で楽しい亜紀ちゃんです。

 

 

夢島(無人島)キャンプ企画発表と当日の気持ちを考えてみます。

 

≪ネタバレ注意です≫ 今更ですが・・・。

 

【松本朔太郎】

亜紀の家にお見舞いで行ったとき、スケちゃんプレゼンツ無人島キャンプ企画を告げます。

「友達と大騒ぎしたことが無いから楽しみ」と嬉しそうな亜紀の顔を見ます。

彼は、素敵な告白(第1話)、マリヤ様抱っこ(第3話)をしてもらい、幼馴染みのせいで最後の陸上大会に出れなくなってしまった(第4話)負い目もあるので、是が非でもこのキャンプで楽しんでもらいたい。

そう強く思います。

スケちゃんがお詫びのつもりで企画したキャンプですが、自分が主導権を握り万全を尽くし準備します。

体調が悪い亜紀の為に、救急箱を用意します。

みんなでちゃんと寝られるように、おいしいご飯が食べられるように、夜になっても楽しめるように、考えて一生懸命準備をします。

普段は他人任せの彼ですが、この企画はかなり頑張ります。

 

準備が着々と進むなか、智世とボウズの不参加表明、更に亜紀の体調不良。

努力が無駄となり、全身の力が抜けます。

色々文句を言いたいところですが、優しい朔ちゃんは怒ったりはしません。

 

企画の当日、亜紀がキャンプに行けることが分かり、再びテンションMAX!子どものよう。

自宅から急いで船へ向かった為、夜にやろうとして準備していた花火を忘れてしまいます。ショックを受けます。子どものよう。

そう、朔ちゃんは子どもなのです。

 

島に着いたら、スケちゃんから“二人きりにする”話と“アレ”を準備したと告げられました。

一瞬鼻の下が伸びましたが、今日のメインは亜紀ちゃんを楽しませることなので、いやらしい気持ちは心の奥に仕舞いました。

 

【廣瀬亜紀】

初めて友達同士で泊まるキャンプ。テンションが上がります。

部活も止め、あとは大学受験に専念しなければならいない自分には、高校生活最高の思い出となるはずです。

しかも、付き合い始めた大好きな彼も一緒です。

 

父親に嘘を言って泊まろうとしますが、反対にあいます。ただ、これは想定内。いつも母親の援護射撃で何とかなるからです。しかし、母親にも体が心配だからと反対されてしまいました。

行くと決めたら行くコです。(第2話のように)屋根から抜け出してしまえ!と考えますが、熱が下がらず体調も優れないのでそれは我慢。

前日の彼の電話に「行けないかも」と伝えますが、彼の落胆ぶりがすごく、これはマズイと思います。

後の事はどうなろうと、絶対島に行こうと心に決めます。

前夜、寝るときに鼻血が出て、「みんなに迷惑かけたらどうしよう」と一瞬考えますが、朔ちゃんがいるから大丈夫だろうと思います。

智世は島に行かないと言っていたが、大木君がいるから来るのではないか?と思っていました。

 

当日、母親に書置きをして、待ち合わせ場所に行くと大木君しかいません。

智世は来なかったか・・・。朔ちゃんは?

きっと私が来ないと思い、気持ちが折れたのだろうと理解します。朔は子どもだから。

電話で呼び出し、彼はたくさんの荷物を担いでやってきます。3人しかいないのにお店が開けるくらいの野菜も持ってきます。花火は忘れてしまいショックを受ける彼。自分のことを楽しませようとする、純粋な気持ちが伝わります。

 

島に着いたら、宿泊するであろう建物を見つけます。窓ガラスが割れた廃ホテルです。

ちょっとイメージとは違いますが、寝るだけだし『まっ、いいか』と思います。

女子が一人しかいない、とはあまり考えていません。

 

 

二人きりになってから寝るまでを考えます。

 

【朔と亜紀】

朔はスケちゃんが消えることを知っています。

そう言われると、確かにこんなチャンスは滅多にありません。気持ちが揺らぎます。

「亜紀から誘われれば・・・」そんな風に考えます。

ファーストキスは彼からだったものの、あれは勢いでした。

その後、朔太郎からキスを迫ることはありません。奥手ですから。

 

亜紀は大木君が帰ってしまって、少しショックです。

大人数で騒ぎたい!とは、かなり遠ざかるからです。

でも、好きな男といれるし『まっ、いいか』と気持ちを整理します。

いつものように、朔にイタズラ(肩透かし)を仕掛けます。

亜紀は、朔ちゃんのいやらしい気持ちになった時に鼻の穴が少し広がる顔が好きでした。

気持ちが素直に顔に出る、純粋な朔が大好きです。

 

「こんな所ですることなんて一つしかないでしょう」

亜紀のお誘いの言葉を聞き、いよいよ来た!と朔は思いました。

スケちゃんが用意した“アレ”の場所は把握しているし、初めて同士でも何とかなるよね?そんなことを考えていると、いつもやられている肩透かしでした。

肩透かしをしたあとは、いっつも放置されます。

キスのお誘いかと思いきや肩透かし、結局キスはお預け、それがいつものパターンです。

亜紀は体調が優れないのを押して来てくれた、という感謝の気持ちがある朔は、「亜紀が望まないことはしない」と心に決めています。

 

亜紀は、朔が外に出ている間、まくらの下に“アレ”を見つけました。

少しショックでした。

私を楽しませようとしてくれた、と思ったら違った。大木君と結託して二人きりにしたりして。やっぱり若い男なんだ。そんな風に、一瞬考えたからです。

でも、直ぐに考えを改めました。朔はそんなことする人ではない、と。

彼が遊び人の大木君からそそのかされた事に気付いた亜紀は、ちょっと朔を懲らしめます。

朔と結ばれるのは今日ではない、と亜紀は思っていました。

ずっと熱があり体調が優れないのに、昼間に海で思い切り遊んでしまいました。

そして、親に内緒で遊びに来てしまった罪悪感、特に母親を裏切りたくない気持ちがありました。

 

まとめます!

  

朔太郎は優しい男です。

初めてのかわいい彼女で、結婚を考えるほど大好きな女性、大切にします。

一方、亜紀はカッコつけの側面を持ちます。

口内炎があるくらいで、いい雰囲気で絶好のタイミングでもキスを拒むコです。

そういうつもりで準備が出来ていないのに、とりあえず結ばれる事は考えられません。

更に、大木君のお膳立てでそのようになるのは嫌ですし、翌日迎えに来る大木君と会うことはとても恥ずかしいと考えます。

 

だから結ばれていません!

 

男の僕から見ると、朔のその後の行動でも「結ばれていないな」と思います。

男って一度関係を結ぶとその女性を“自分のもの”と思ってしまう節があります。

それは態度に出ます。

変な余裕が出たり、触れるのが当たり前と思ったり、少し雑に扱ったり・・・。

朔と亜紀の関係は、倒れて入院した後も変わらないように見えます。

第6話で久しぶりに亜紀と会うことが出来た朔は、自分の名前を呼んで欲しいとお願いします。この声の為なら何でもしようと思います。

会えなかった日々、朔は亜紀からのテープを毎日聞いていました。でも、テープの彼女は同じことしか言ってくれません。だから、久しぶりに会って聞くことの出来た優しい声、その声で、名前を言うようにお願いしたのです。

もし、夢島で結ばれていたのなら、会えない日には、亜紀のからだとかその感触とかを思い出しているはずです。

 

亜紀の最期の日まで、近くに居続ける朔ちゃん。

ずっと一途に想い続けることが出来た理由の一つに、結ばれていないから があったと思います。

純愛ってかなり持続するものですから・・・。

 

終わります。