電車の吊り革に触った手をキチンと除菌する男、コピでございます。
お読み頂き、有難うございます。
本日も電車に乗っておりま~す。
吊り革を握り僕は立っております。
目の前の席には老婆二人が座っています。
同じくらいの歳に見えますが、知り合いでは無いみたいです。
電車内の冷房が効き過ぎたのでしょう。
一人の老婆がストールをバッグから取り出し肩に掛けようとしました。
その時、隣の老婆に手が当たってしまいました。
「失礼しました」
「いえいえ」
そこから会話が始まりました。
「電車の中は寒いですからね」
「そうなんですよね」
「外は暑いのに」
「今日の暑さも体に堪えますねぇ」
などなど。
恐らく初対面のお二人。
けれどメッチャ喋っています。
「これからお勤めですか?」
って、え、えっ?その年齢で仕事しているの?
どうなっているんだ、我が日本。
今の年金で足りないんだったら、30年後、40年後はどうなっているのさ?
天国へ行く前の日まで働かなきゃならないじゃん。
何が100年安心だよ。
噓ばっかりだよ、あの党は!
「いえ、これから病院です」
あ、ああ。お勤めじゃなかったです。
失礼しました💦
「主人がずっと病院なもので・・・」
「大変ですねぇ」
「もっぱらデートは病院です」
お!
素敵なことを言うおばあちゃんでした。
それを聞いた僕はちょっと感動してしまった😢
デートは病院で。
そんな老夫婦・・・憧れますね。
駅に着きました。
おばあちゃん達が降りようとします。
「素敵なおばあちゃん。いつまでも旦那さんと仲良くね」
僕は心の中で呟きました。
これから病院へ向かうおばあちゃんが僕にぶつかります。
僕はその駅で降りませんので、邪魔にならないよう避けていました。
でも、そのおばあちゃんは僕の体に当たってきました。
わざと? ま、それはイイですよ。
ただ当たった後、凄い眼つきでこっちを見ました。
「お前邪魔だよ」って感じで。
ア゛? なんだ、その目は!
あんたも病院送りにして一生病院デートにし・・・。
いいえ。
何でもありません😜
本日は以上です。
謙虚な老人になりたい男、コピでした。
お読み頂き、有難うございました。