文字じゃなく口頭のみで後世に伝えられる文学(※口承文学と言ふ)に興味がある男、コピでございます。
お読み頂き、有難うございます。
本日は口承文学の中でもかなり有名なおはなしを取り上げたいと思いますよ。
タイトルは『ももたろう』です。
その『ももたろう』のあらすじを僕がお伝えしますので興味の湧いた方はオフィシャルブックをお買い求め頂くという感じで・・・。
当ブログであらすじを書いちゃいますからネタバレ必至です😓
「有名な話なのだから内容を知ってて当然じゃね?」
そう感じる人もいるでしょう。
イヤイヤ、そうとも限りませんよ。
映画の『タイタニック』ってあるじゃないですかぁ。
超有名な映画ですわね。
でも、観てない人もいる訳ですよ。
僕みたいに🤪
だから、有名=みんな知ってるという意識は良くないですねぇ。
知っている人が大勢いたとしても知らない人の為に向けて丁寧にあらすじをご紹介するブログ・・・それが『コピの部屋』です。
当ブログは優しさに溢れています🌟
では、昔ばなし『ももたろう』をご紹介しましょう。
或る時代の或る場所に老夫婦が住んでいました。
・・・漠然としていてスミマセン。
口承文学の昔ばなしのオープニングですけど「むかしむかし、あるところに」で始まる作品が多いです。
10年ひと昔と申しますが“むかし&むかし”だからと言って20年前という意味ではございません。
江戸時代とか、室町時代とか、限定するものでもございません。
元々昔ばなしって、なかなか寝ない子に対して親が読み聞かせるケースが多いのです。
故に歴史物語というよりファンタジーという認識を子に与えたいのです。
「1716年のあるところに」などと決めつけると「老夫婦の主君はだれ?」とか「享保の改革はどうなの?」などが気になって子どもの目は覚めてしまいます。
ですから、あえて“むかしむかし”を用いるのです。
“あるところに”も同様で「或る時代の岩手県宮古市で」と決めてしまうと「お母さん!そこってリアス式海岸で有名な場所だよね」とテンションが上がり、子どもは寝なくなってしまいます。
故に当ブログのあらすじでは「むかしむかし、あるところに」を分かり易く「或る時代の或る場所に」と変換させて頂きました。
ご承知おきください。
改めまして・・・。
或る時代の或る場所に老夫婦が住んでいました。
老人男性は山へ柴刈りに、老人女性は川へ洗濯に行きました。
え?そうです!柴刈りです。
柴漬け刈りでも、柴犬の毛刈りでもなく、柴刈りです。
山に老夫婦の土地があって芝が伸びてきたので刈った、という事じゃありませんよ。
芝刈りじゃなくて柴刈りですから。
『ももたろう』に出てくるシバ刈りの「柴」は、小さな雑木や枝の総称です。
小さくて乾燥している「柴」は竈(かまど)などの燃料として使われます。
薪割りが困難な老人にとって「柴」は乾燥していて折ってそのまま使えるので重宝したことでしょう。
老人男性は山へ柴刈りに出かけました。
スミマセン🙇
お時間となってしまいました。
『ももたろう』のあらすじは以上となります。
ネタバレしたとしても楽しい物語ですので是非お読みください。
本日は以上です。
未鑑賞映画である『タイタニック』のあらすじを依頼されたら「老婆の昔語り(?)」と表現しそうな男、コピでございました。
お読み頂き、有難うございました。