こんな時代だから『生存者バイアス』にご注意を

情報処理の資格を持つ男、コピでございます。
お読み頂き、有難うございます。

情報処理とは、元の『情報（データ）』から計算などにより加工して別の形の情報を得る手段のことでございますよ。
例えば学校のクラス。
クラス全30人のデータがありました、と。
そのままでは、ただ文字や数字が並んだデータですから情報を処理する訳です。
名前の順に並べたり、生年月日順に並べてみたり。
更に「8月生まれは全体の何％」みたいに必要な情報へと加工するんですね。

けれど、その情報処理の結果はあくまで加工した者の主観でしか無いんです。
情報を得る側にその『情報』の意図を見極める力が必要なんですよね。

生存者バイアス
そのような言葉がございます。

画像：フリー百科事典『ウィキペディア（Wikipedia）』さま

第二次世界大戦中に戦闘機の損失を最小限に抑える方法が考えられました。
上の画像の赤い点は、帰還した戦闘機が敵の射撃で機体に穴が空いた場所です。
より強い戦闘機（帰還率の高い戦闘機）にするため、損傷が多かった部位を補強しようとしました。

僕の説明で伝わりましたか？😅

敵からの攻撃で機体に穴が開いちゃう。
それは仕方が無いよね。
ただ、弾はどの部分に当たっているんだろうか？
いっぱい穴が開いた箇所を頑丈にすれば良いんじゃね？

ってことです🤭

・・・

戦闘機の話に疑問を抱かない方は情報に踊らされる可能性が高いです！

その機体の損傷データは全て帰還した戦闘機からなんですよね。
つまり、敵の射撃で墜落し生還できなかった戦闘機のデータは無い、ということで。
帰還率の高い戦闘機を考えるのならば、たくさん当たっても帰還できる箇所なんてどうでも良いのです。
むしろ、赤い点が無い箇所を補強したら帰って来れるんじゃね？と考えるのが正しい訳です。

目にする『情報』は何者かの画策が含まれていると考えるべきですね。
考え過ぎると世間から「陰謀論者！」と馬鹿にされるかも知れません。
でも、『情報』に踊らされるよりはマシでしょう。

朝食にパン類を食べている人は70.7%

らしいです。
この『情報』にウソはありません。
ただ僕の「我が家はパンじゃ無いから世間からズレているのかな？」と思わせたい画策が含まれております。
パン類が70.7%ならば、残りの3割がご飯やシリアルなどを食べていそうですよね🤔
違うんですよ！
このアンケートは「朝食に何を食べますか？複数回答ＯＫ！」の結果なんです。
ちなみに朝食でご飯類を食べる人は48.8%でした。
複数回答ですから🙃
パン70.7%からご飯48.8%を引くと21.9%です。
じゃあ、朝食にパンだけを食べるのは21.9%なのか？というとそうじゃないですよね。
ご飯の48.8%の中には「朝食はご飯しか食べません」という人もいるでしょうから。
そもそも、毎日朝食を食べている人は73.7%らしいです。