コピの部屋

好きなもの・人に対しての想ひを語ってみます。お子様ランチ記事を目指します!

幼なじみショートストーリー『タイムカプセルに入れた一番大切なモノ』

 

 

 

『タイムカプセルに入れた一番大切なモノ』
作:コピ

 

 

「あっ!きっとあの木の根元だよ」
小学校の裏手にある小高い丘。
丘の頂上付近にある大きな木。
彼女はその大きな木に向かって小走り。

 

 

同窓会で久しぶりに会って付き合い始めた彼女。
なんと僕の初恋の人。
お友達同士だった小学生時代。
好きな気持ちを抑えての友達関係。

 

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幼い二人は学校裏の小高い丘へ。
大きな木の根元に穴を掘る。
穴の中にはタイムカプセル。
中身はそれぞれの一番大切なモノ。

 

 

あれから十五年。
大人の二人は学校裏の小高い丘に。
穴の中にはタイムカプセル。
中身はそれぞれの一番大切なモノ。

 

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スコップで穴を掘ると土にまみれた四角いお菓子の缶が出てきた。
彼女がフタを開けた。
中には彼女の名前が書かれたビニール袋と僕の名前が書かれた茶封筒。
「何が出て来るかなぁ?」
彼女が嬉しそうに袋の中を覗く。
「あっ、懐かしい」
金髪で美しい女性の人形が現れた。
「この子と一緒に寝てたなぁ」
彼女の柔らかな笑顔。
「これが私の一番大切なモノだったんだね。フフ」

 

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「ハイ、どうぞ!」
僕の名前が書かれた茶封筒を彼女が渡そうとする。
「君が開けてよ」
彼女にお願いした。
茶封筒の中から手鏡が出てきた。
「え?これがあなたの一番大切なモノ?」
彼女は不思議そうな顔をしている。
「そうだよ。よーく見てみて」
ジッと鏡を見つめる彼女。

 

 

 

 

僕の一番大切な人が映っているんだ
ねぇ、結婚しよう!

 

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この物語はフィクションです。
実在の小学校やプロポーズなどとは関係ありません。