【ご注意】
本日の内容はこのドラマを批判したい訳じゃないことをご承知ください
また、ドラマをご覧でない方は(?)の内容になりますがゴメンなさい
今日の記事を投稿するかどうか、かなり迷った男、コピでございます。
お読み頂き、有難うございます。
ドラマ『天国と地獄〜サイコな2人〜』について、です。
スルーしようかとも思いました。
「面白かった!」という声をたくさん聞きますし・・・。
当ブログで最終話の宣伝をしました。
宣伝しておいて放置もいかがなものか、と思いました。
更に遡ると、ドラマ放送前にこんな記事を投稿していました。
(↑東朔也っぽい字ですね)
内容を抜粋しますが
僕の評価は辛い(からい)と思いますよ。
ええ。
刑事もの・サイコもの・入れ替わりものが、大好物なんです。
ドラマ『ケイゾク』『SPEC』『SP』、映画『羊たちの沈黙』『セブン』『時計じかけのオレンジ』あたりは好きですね。
好きということは、好んでその周辺の作品をたくさん見ているということです。
などと書いています。
大好きなジャンルを観て、その感想を書いておかないと、今後、当ブログのお勧めしたいドラマ・映画の評価に影響が出るのではないか?と考えました。
ちなみに、当ブログで前々から申し上げていますが、どんなに好きな女優さんが出演されていようと 僕の作品に対する評価は変わらない という事です。
まぁ、僕のポリシーですね。
このような言い方をしているということは・・・。
まぁ、そういうことになっちゃいます。
スミマセン。
僕はですね、脚本家の森下佳子さんが好きなんです。
素晴らしい作品が多いと思っています。
すごく懸念しているのが、サイコサスペンスを好む人が、僕の勧めるTVドラマを見て「森下さんの本はこんなもんか~」と思われることです。
そもそも、『天国と地獄』をサスペンスのジャンルに入れてはいけないと感じました。
ヒューマンドラマです!
森下さんの脚本は、どの登場人物も愛すべきキャラになるのが特徴です。
それが出来る優秀な脚本家だと思います。
本当です!
僕は『天国と地獄』をサイコサスペンスと勝手に捉えて宣伝してしまいました。
申し訳ございませんでした。
では、ドラマについて、少し述べさせて頂きます。
ドラマのタイトルが『天国と地獄〜サイコな2人〜』です。
サイコとはサイコパスの意だと思います。
このドラマに、サイコパスな人は出てきませんでした。(僕の感覚では)
ちなみに、サイコパスとは?の記事がこちら。
簡単に言うと、良心が欠如している罪悪感が皆無の人です。
平気で嘘をつき自己愛に溢れているのがサイコパス。
ドラマでは、高橋一生さん演じる日高陽斗がサイコ扱いのようです。
ひょっとすると、サイコという認識が間違っているかも知れませんね。
日高を見ると、アスペ感・変態感・同性愛者を感じますが、サイコでは無い気がします。
制作発表会見やドラマの番宣で日高のことをサイコパスな連続殺人鬼と紹介しています。
結果、サイコパスでも、連続殺人鬼でもありませんでした。
主人公・望月彩子が入れ替わったのは、ただ兄思いのベンチャー社長ということです。
タイトルに偽りアリだし、嘘の人物紹介をされたんです。
まぁ、憤りを覚える訳ですよ。
「だったら、はじめから、タイトルにサイコなんて入れるんじゃねぇ!」と彩子のように叫びたくなるんです。
サイコパスな連続殺人鬼を軸として考えてしまったため、ドラマのお勧めの仕方に誤りがあったように感じます。
重ねてお詫びいたします。
そんなことを色々考えたら、寝れなくなりました。
色んな気持ちが渦巻く中、僕にある仮説が浮かんできました。
(ここから僕の妄想が混じりますからね)
途中で脚本を差し替えた説
これなら腑に落ちます。
実は違うエンディングが用意されていた・・・と。
このドラマは森下さんの完全オリジナル作品で、意気込みは凄かったと思います。
もちろん、サイコパスについても調べ上げて、日高を魅力あるサイコな連続殺人鬼として描いていたのでしょう。
ゲイリー・オールドマン的な感じで・・・。
しかし、理由は分かりませんが、「違うエンディングにして欲しい」と依頼を受け、泣く泣く差し替えたんじゃないですかねぇ🙄
(だとすれば、スポンサー企業の指示かな?)
依頼の内容が「日高が犯人じゃないパターンにせよ!」と。
9話から急ハンドル切ったようにドラマの流れが変わったのは、そういう理由じゃないでしょうか。
日高が犯人でないとすると『〜サイコな2人〜』というサブタイトルが浮いちゃいます。
でもそこは、脚本家として 絶対に変えない! というプライドです。
ただ、犯人を変えるとサイコ要素が無くなるので、わざわざ台詞の中に「あんたは正真正銘のサイコパスだから!」などと入れ、サイコというワードは残そうと頑張った・・・。
妄想ですけどね🤪
森下さんの心理描写は秀逸です。
「この女性はジワジワと、この男性が好きになっていっている!」
そんな説明や台詞が無くても、キチンと表現できる脚本家なんですけど。
このドラマは、最終話で彩子が日高に惹かれたようですね。
不自然な感じを受けます。
「兄の為とはいえ、証拠隠滅や死体損壊を行い、しかも、入れ替わった自分の姿でも・・・」
刑事の私が、そんな犯罪者のどこに魅力を感じるのか分かりません。
徐々に惹かれていってる描写は無かったように記憶しています。
ドラマの序盤、日高に入れ替わった彩子が おっ立っちゃう シーンがあるんです。
そういった細かいことを入れてくる緻密な脚本家なんですけどね。
最終話、彩子と日高に恋愛感情が芽生えるのであれば、もっと早い段階からそういう描写を入れると思うんですが・・・。
元々シリアルキラーだった日高が兄の存在を知る
兄と共に殺人を繰り返す
彩子と日高が入れ替わる
日高に触発された彩子も快楽殺人に走る
リストにあった人物を次々と・・・
日高と彩子は徐々に惹かれ合う
河原刑事(北村一輝さん)が三人を追い込む
という感じが サイコサスペンス です。
もしくは、最後の最後に彩子が裏切られて殺人犯にされちゃうとか。
(↑このパターン好きかも)
それに近いストーリーがあったのではないでしょうか?
どうでしょう?
本日は以上です。
好き勝手、言わせてもらいました。
先の展開を考えるのが楽しいドラマでした。
終わってしまいましたねぇ😢
ですから、これがこのドラマに対する最後の【考察】となります。
勘違いして欲しくないのが、脚本家が優秀だからこそ、多くを望んで愚痴っぽくなっちゃっただけです。
どーでもいい恋愛ドラマしか作れない人に色々望んだりしません!
最後に要らぬ毒が入ったな🙄
当ブログをお読み頂き、有難うございました。
ヒューマンドラマとして1話から見直したいと思いま~す
陸はすごくイイ奴だった・・・
※もう一度言っておきます
偏差値の高いドラマなのは確かです
ただ、観かたを誤ると「?」になります
ちなみに、普段は何度も繰り返してドラマを観る僕ですが、多くの視聴者さんと感覚を合わせるために、(5話と6話の一部シーン以外は)一度しか観ていません