ももたろ~じるしの~きびだんご~~~
もしも四次元ポケットがあったなら、「タイムふろしき」を取り出して、穴が開いた靴下を元に戻したい男、コピでございます。
お読み頂き、有難うございます。
みなさま!
昔話の『ももたろう』をご存じですか?
「そんなの知ってるよ!」って?
本当ですか?
以前とは大幅に変わっているようです。
桃から生まれた桃太郎は、老婆老爺に養われ、鬼ヶ島へ鬼退治に出征、道中遭遇するイヌ、サル、キジをきび団子を褒美に家来とし、鬼の財宝を持ち帰り、郷里に凱旋する勧善懲悪物語
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
このイメージでよろしいですか?
今は違うようですよ。
まず、鬼退治の途中で出会ったイヌ・サル・キジは、家来ではありません。
あくまで、ビジネスパートナー(仲間)となります。
上下関係が存在しません。
鬼が島に向かった船上でも、桃太郎を筆頭に、皆が順番に船を漕ぎます。
「ただハンコを押す経営者ではダメ」ということです。
そして、鬼の財宝を持ち帰って、みんなで幸せに暮らすこともありません。
いくら鬼が社会悪の代表だとしても、鬼の私物を持ち出すことは許されませんよ。
現代版『ももたろう』では、懲らしめた鬼に財宝を返還するようです。
そりゃ、そうですよね。
何らかの権利を侵害された者が、司法手続によらず実力をもって権利回復をはたす 自力救済 にあたりますから・・・。
国家の定めた手続き(裁判等)をせずに、自ら実力を行使して権利を救済(実現)することは禁止されています。
「自力救済禁止の原則」です。
今後も『ももたろう』は変わっていくことでしょう・・・。
そもそも、アポイントメントを取らずに鬼所有の島の敷地内に入るのは、刑法130条の住居侵入罪で3年以下の懲役又は10万円以下の罰金です。
鬼の財宝の持ち出しも、刑法第235条の窃盗罪で10年以下の懲役又は50万円以下の罰金です。
身勝手な正義を振りかざすのもいい加減にして欲しい!
多くのアンチ桃太郎の子どもはそう思うでしょう。
問題が大きくなる前に、桃太郎さんは司法試験に合格して法律事務を処理する立場の人間になって欲しいです。
流れてきた桃を勝手に持ってきてしまったおばあさんが、遺失物等横領罪に問われる前に・・・。
アッ!
もう時効か・・・
本日はお読み頂き、有難うございました。