ウォーキング・デッドの次は何をおススメしようか悩む男、コピでございます。
お読み頂き、有難うございます。
当ブログでアメリカのテレビドラマ『ウォーキング・デッド』をお勧めしましたところ、綾瀬さんがドはまりしたとのことで、僕は嬉しい気持ちで日々を過ごしています。
シーズン1から最新の10まで全てご覧になったという話を聞き、何か次の新しいモノを・・・と考えた次第です。
ルイ・マル監督のフランス映画『42丁目のワーニャ』をお勧めしようかと思いましたが、古い映画(1994年)なので視聴できる媒体があるのか分からず、しかも僕の作品記憶に自信が無いので止めておきます。
作品に引き込まれて過ぎて「あっ!映画だった」と途中で思った感情は覚えています。
映画はやめて、漫画にしてみます。
『少女ファイト』というバレーボール漫画をおススメしましょうか。
スポーツ漫画ではありますが、主人公や登場人物の心情の描写が素晴らしいと思いました。
「練習して強豪校に勝つ」みたいな感じがスポーツ漫画の定石となっていますが、そうではありません。
何なら、他校と試合をするシーンが殆どありません。
※8巻くらいまで
他校との試合が始まって色々な学校・選手が出てくると、普通のスポーツ漫画と変わらなくなってしまい、お勧めは出来ません。
スミマセン。根が正直なもので・・・。
とにかく、
心情描写中心の7巻までは読んでみて!
ということです。
あらすじのご紹介
主人公の大石 練(おおいし ねり)は小学生時代、大好きなお姉ちゃんと一緒に居たいがため、姉が夢中になっているバレーボールを嫌々始める。
練が小学5年の春、高校生の姉は交通事故で亡くなる。
不慮の事故であったが、前の試合で姉を酷使したセッターに恨みを持つ。
「バレーをやっている間は姉を考える暇がない」という理由で、好きじゃ無かったバレーに没頭する。
トーナメント戦で負けてしまうとバレーを辞めなければならないので、勝ちにこだわる練は猛練習を続け、同時に狂気的なプレー・言動が始まる。
周りからは「狂犬」と呼ばれる。
キャプテンとなった練は、身長は低いがアタッカーとして大活躍し、全国大会決勝戦までチームを導く。
チームのレギュラー全員がバレー名門校(中等部)にスカウトされ、練はみんな一緒に推薦入学試験を受けようと約束を交わす。
しかし、練に嫌悪感を抱いていた練以外のメンバー全員が、内緒で面接を辞退する。
練は一人、名門校に入って寮で過ごすのだが、心を閉ざし「もう友達は作らない」と心に誓う。
小学校時代の裏切られたチームメイトとコートで一緒になることを避けたい練は、実力を隠し補欠のまま中学時代を過ごそうとする。
中学3年生になったある日、怪我をさせてしまった選手の代わりに練習試合に出場することになった。
試合が進むにつれ、練の眠っていた闘争心が顔を出し、本来のプレーが出そうになった瞬間、チームメイトと接触し負傷する。
試合を見に来ていた幼馴染の整骨院の息子がトイレ内で応急マッサージをするが、監督に男女の関係と誤解され、練は自宅謹慎処分を受ける。
高等部への進学が絶望的となった練は、学校を休学して自宅療養する。
練は休学中に姉の墓参りに行き、姉を思い出す。
事故に遭った原因は、姉を試合で酷使したチームメイト・監督のせいで、姉が亡くなった翌日に行われた春高バレー決勝戦で動揺することなく勝利を収めた 黒曜谷高校 がとても憎かった。
墓の前に、姉のチームのセッター(当時キャプテン・現在黒曜谷バレー部監督)が現れ、練をスカウトする。
練は反発する。
今まで避けていた姉が亡くなった翌日の決勝戦のビデオを見る。(見せられる)
そこには、試合中も優勝しても無表情の選手たちがいた。
まるで弔い合戦のよう・・・。
そして、この試合で無理をしたキャプテンの足は靭帯を損傷し、選手生命を絶たれてしまった。
キャプテン(監督)は、杖の生活を送っていた。
練は葛藤の末、黒曜谷高校へ進学することを決める。
キャラクター紹介?
登場人物は、バレーで挫折した曲者だらけです。
優秀なプレイヤーではあるものの、みんな心に何かしら抱えています。
少しずつ乗り越え、少しずつ前へ進みます。
人間味があって、愛おしいと感じます。
キャラクターを細かくご紹介しようと思いましたが、あくまで「このような漫画があるよ」という記事なので、やめておきますね。
是非、読んでみてください。
名言があるから紹介したい!
この漫画のストーリーはもちろん素晴らしいのですが、登場人物の台詞が心に刺さり秀逸であると思います。
弱っている人間に対して「大丈夫?」じゃなく「君は前に進めるんだ!」とエールのような言葉をぶつけます。
それがいいんですよねぇ~。
この漫画に興味を持ってもらうため、ちょっと紹介してみます。
誰が誰に対して言った・・・というのは記載しませんので、よろしくどうぞ。
お前さあ 真面目にイジメられてんじゃねーよ
こんなもんお前次第でどうとでも変わるんだよ
お前がそう思うんならそうなんだろう
お前ん中ではな
生きている意味が全て噛み合う瞬間を味わいたいのなら
丁寧に生きろ
どうにもならない他人の気持ちはあきらめて
どうにかなる自分の気持だけ変えませんか
特別な人間なんていねんだよ
そいつが何をやってきたかが特別なだけだ
誰かの役に立ちたいって思ってる時だけは
自分を嫌いにならずにすむよ
もし誰かと心が通じ合えたらそれは素晴らしいこと
でもわかり合えないことがわかるのも同じように素晴らしいこと
一緒にバレーしたいよ
一人で勝っても強くなっても何もイミがないよ
まとめ
どうでしたか、綾瀬さん!
そして、皆様!
心が揺さぶられる漫画『少女ファイト』
ご覧頂けると幸いです。
「伊丹さん 負けるな!」
本日は以上です。
お読み頂き、有難うございました。