コピの部屋

好きなもの・人に対しての想ひを語ってみます。お子様ランチ記事を目指します!

『てめぇ1か月の花嫁』

 

クレーマー嫌いだが、映画『クレイマー、クレイマー』は好きな男、コピでございます。
お読み頂き、有難うございます。

 

ちなみに『クレイマー、クレイマー』は、子を捨てて家を出た母親が1年以上も経った後、養育権を裁判所に申し立てるというお話。
仕事熱心の父と5歳の息子。最初の方は噛み合わなかったものの、時間と共に絆は深まっていくのです。
それなのに・・・。

 

この映画(特に最後の朝食を2人で作るシーン)感動するんですよねぇ~。
特に誰かが亡くなったり、重い病気にかかったりしなくても。
僕の嫌いな映画ジャンルに「お涙頂戴もの」があります。
主人公もしくはヒロインが重い病気になって・・・みたいなやつです。
死の存在を示さなければ感動させられないの?と思います。
実際の出来事ならば人に晒すことを否定する気は全くありません。
本当にあったことなら、出来事の箇条書きにでも涙する男です。僕は。
待望の映画化!
これが嫌いなんです。
誰の待望だよ!って。
上映時間を120分程度にする為、リアル話に尾ひれをつけるでしょ。
泣かせる用の伏線が見えてしまうんですね。

 

だから、イヤ!
※よく『世界の中心で、愛をさけぶ(ドラマ)』を見たなぁ~と自分でも驚いています (それをきっかけに綾瀬はるかさんが好きになりました)

 

余命や病気が絡まなくても感動するものが作れるのではないか?
フィクションで十分ではないか!
それらを踏まえまして、本日は、感動小説に挑戦します。

似たようなタイトルがあったような、なかったような・・・。
そのようなことは気にせずお読みください。

 

😢😢😢

 

 

『てめぇ1か月の花嫁』

 

彼女は1か月前、私の会社に中途で入ってきた。
面接したのは、私なのだが。
一目で採用を決めた。
彼女はとても整った顔立ちで、スレンダーな美人だ。
社運を賭けたプロジェクトの求人に多数の応募があった。
求人広告には、今までに無いほどの掲載料をかけたのが理由だろう。
有能と思しき人物が揃っていた。
だが、私は強く彼女を推した。

 

若く美しい彼女は、結婚して間もなかった。
旦那の給料だけでは少し足りないらしい。
パートという選択肢もあったが、正社員でしっかり働くことを望んだ若妻。
私がその要望に応えた。
歓迎会では、私の隣に座り、やたらと肩を叩いてくる彼女。
「一緒に住んでみるとイメージとは違った」と結婚生活の愚痴をこぼしていた。

 

彼女の仕事ぶりは酷かった。
指示を出すまで一切動かないし、出した指示の半分もこなせば上出来だった。
毎日のようにミスをする。
その度に、私が各所に謝罪し、彼女は私に謝る。
取引先を激怒させたこともあった。
私の接待によって、何とか関係を保つことが出来た。
そんな1か月間だった。

 

今日、彼女に声を掛けられた。
何やら相談があるらしい。
頼りになる上司として、助けてあげたいと思う。
仕事以外の、プライベートな話であっても、助ける気持ちはある。
彼女が言った。
「わたし、この仕事に向いてないと思います。専業主婦が良いかなって。赤ちゃんも欲しいから、この会社を辞めます」
「へ?」
翌日、彼女は会社を去った。

 

求人募集するには、お金がかかる。
人を雇用するのもお金がかかる。
入社してすぐの人間は戦力にならない。
新人の給与は、先行投資であると言えよう。
3年以上は働いてもらわねば元が取れない。
労災保険・雇用保険・厚生年金・健康保険は、事業者側でも負担している。
会社に雇ってもらうのは、簡単ではないのだ。

 

あの女に、だんだん腹が立ってきた。
普段、温厚である私が、新橋の中心で、大声で叫ぶ。

 

てめぇ!1か月で辞めてんじゃねーよ!

 

 

このおはなしはフィクションです。
実在の人物や小説や団体などとは関係ありません。

 

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如何でしたか?
全米は泣いたんですけどね・・・。
ダメですか?

 

じゃあ、次は
『牛の肝臓をたべたい』
をご紹介しましょうか?
ただ「レバー食いてぇ」って話を誰が読むのでしょう・・・。

 

本日は、以上です。
お読み頂き、有難うございました。

 

 

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