「気の利いた接待の一つも出来ない奴は、良い仕事なんて出来ない」
昔の上司の言葉です。
その人の営業力は凄まじく、漢字2文字で表すなら『剛腕』です。
他の社員に気を使う一面もあり、『繊細』を兼ね備えた人でした・・・。
人の言葉をなるべく取り入れようとする男、コピでございます。
お読み頂き、有難うございます。
僕は、素直な性格です。
頂いた言葉は、出来るかどうかは別にして、実行しようとします。
僕は、真面目な男です。
頂いた言葉じゃなくても、実行しようとします。
何気ない女性の一言を守ろうとします。
僕は、真面目な男です。
「カッコイイ男は、吸い殻が違う」
ある女性が言いました。
大昔、僕はタバコを吸っていました。
タバコの消し方なんて気にしたことはありません。
僕の吸い殻は「く」の字でした。
その女性が言うには、イイ男の吸い殻はまっすぐらしいのです。
その日から、消し方の練習をしました。
灰皿に直角に立てて、タバコを消しました。
タバコの最終形が気になって、吸ってる気がしません。
僕は、真面目な男です。
「カッコイイ男は、下着の場所が違う」
ある女性が言いました。
気にしたことは無いし、そのままの状態だったと思います。
その女性が言うには、イイ男は脱がせた下着をはきやすい場所に置くらしいのです。
その日から、脱がせた下着を枕元に置くようにしました。
僕は、真面目な男です。
そんな、真面目な男の僕が「気の利いた接待」を意識した昔の話です。
正直、接待は苦手です。
太鼓持ちって、難しいですよね。
接待をしなければいけないお相手は、お酒好きのカラオケ好きです。
幸い僕は、お酒に弱くは無いので、対応は出来そうです。
ただ、そいつ そのお相手の方は瓶ビールが好きなんです。
しかも、「コップのビールが無くなったら注ぐ」パターンの人なので、かなり面倒です。
減ったら注ぐパターンの人だと、適当なタイミングで注げますが、そいつ そのお相手のパターンは困ります。
コップの最後の1口の飲み終えたタイミング、テーブルにコップを置いた瞬間に、注ぎ始めなくてはなりません。
気を張りっぱなしです。
あと、カラオケですね。
僕は、カラオケは嫌いじゃ無いですが、曲をあまり知りません。
そいつ お相手は歌うの大好きです。
まぁまぁの年齢でした。そいつ。
演歌を歌っておきゃいいでしょ。
『氷雨』とか『天城越え』で良いでしょう。
それを幅広いジャンルからチョイスしてきます。そいつ。
長渕→スピッツ→バンバン→モンパチ→今井美樹→ホルモン→吉川晃司→サザン
と、そんな感じ。
〆で、ビリー・ジョエルの『オネスティ』ですよ。
もう、無茶苦茶です。
「君、知らないの?」
毎度、ガッカリされます。
ある夜、僕と僕の後輩で、そいつを接待しました。
カラオケパブに行きました。
また、そいつはとんでもない選曲を始めました。
「・・・ハハハ・・・」
僕は、愛想笑いです。
後輩を見てみます。
ん!?
突然、合いの手を入れ始めました。
そいつ お相手はご機嫌でした。ノリノリです。
そいつは言いました。
「キミは、いいねぇ」
待ってくれよ!
キミは、の、「は」って何?
明らかに、先輩の彼(コピ)は駄目だけど、後輩のキミは良い、の「は」です。
あ゛?
僕のやる気スイッチがオンです。
カラオケで流行っている曲はもちろん、そいつが手を出しそうな古い曲も調べ聴き始めました。
「ばんばひろふみとバンバンは一緒か?」などと呟きながら・・・。
当時、知らない曲があるという自分が許せませんでした。
それ以来、「この曲知らないの?」と、言わせたことがありません。
今思えば、そいつの選曲は、色んな歌手を選んでいるだけで、マイナー曲を歌っている訳じゃなかったのです。
ほどなくして、僕は転職しました。
そのお相手の方を接待することが無くなりました。
歌謡曲の知識が残りました。
人よりも少しだけ知っている曲が多いです。
反動で、それ以降のヒット曲を聴くのが嫌になりました。
新しいミュージシャンの曲に疎くなりました。
現在に至ります。
ブログの記事作成に詰まった時に思ったのです。
カラオケ曲の記事を作れないか?と。
それが当ブログ、ずらしと毒春さんのスナックの記事です。
まさか、接待用に覚えたカラオケ曲が役に立つ日が来るとは思っていませんでした。
日々勉強ですね。
そこのあなた!
『ハナミズキ』以外も歌いましょうね。
本日は以上です。
お読み頂き、有難うございます。