田舎生まれ田舎育ちのシテーボーイ、コピでございます。
お読み頂き、有難うございます。
今の小学生は大変ですね。
下校の道には、危険がいっぱい、敵もいっぱいです。
自分が子どもの頃は、サイコパス的な人さらいは居なかったのに・・・。
田舎だったからかな?
一口に「田舎」と言っても場所のイメージが湧かないと思います。
ヒントを出しましょう。
今現在、よろしくない方で話題の武漢市から、飛行機と電車で13時間程度の場所でしょうか。
ちなみに武漢市は、兵庫県と同じくらいの面積らしいですよ。
人口は兵庫県の2倍。東京都民の数と同じくらいです。
そんな田舎の小学生コピは、学校までの長い距離を頑張って歩きます。
集団登校なので、一年生の速度に合わせます。
ただ、帰りはフリーダムです。
友達と下校します。
距離が長い分、色んなルートがあります。
裏道・山道・獣道などを気分で選択します。
季節によって帰り道を選ぶ、風情を大事にする小学生でした。
まぁ、口に入れるもので、変えているだけです。
麦が育っていれば、麦畑を通ります。
麦を引っ張ると簡単に本体から外れます。
そこを吸うと、スイカのような味がします。
(昔の記憶なので、違っていたらスミマセン)
アケビを食べたり、サルビアやツツジの花の根元を吸ったり、昆虫のような日々を過ごしていました。
そんなある日、友達から、新しい情報を得ます。
こんちゃん(同級生)家の裏に、新しい下校ルートを発見!
これは、行くしかないでしょう。
経路の説明を聞くと、長い帰り道を短縮出来る画期的なルートです。
なぜ、今まで気がつかなかったのか?
「安全に帰れないかもしれない」
「どういうこと?」
話によると、大きな犬を飼っている家の前を通らないといけないらしいです。
しかも、3軒も。
「生きて帰れるかなぁ?」
穏やかな午後。
俺の大好きな、お昼寝タイムだ。
このひと時がたまらんのだよ。
ん?なんか、ちょっと騒がしい。
見知らぬ子どもたちが、家の前にいる。
この家とご主人様を守るのが俺の仕事だ。
ちょっと、嚇してやるか。
「おい!クソガキ!他の道通れや!」
(実際には、ワン!ワン!ワン!)
「うわ~!吠えた~」
めちゃくちゃ吠える犬が、襲い掛かろうとしています。
首輪で繋がれているから助かりました。
でも、犬のリードが長いから、かなり近くまで来ました。
飼い主さん!勘弁してください。
そんな出来事が、3匹分続きました。
「明日も犬地獄通る?」
「またにするよ」
☆★☆
子どもの頃の話です。
別に、なんのオチも無い話です。スミマセン。
今どきの子は、決められた通学路をGPSで居場所を発信しながら帰るのですね。
何だか、可哀想な気がします。
ただの下校も、大冒険だったりするのですが・・・。
今どきの子ども達の為に、せめて、家の前でサルビアを育てようかな?と思います。
甘い蜜を吸うような、ワイルドな子に育っても良いでしょう。
道端のサルビア。
散歩の犬が、オシッコかけると思いますけどね。
本日は、以上です。
お読み頂き、有難うございました。