男に生まれたからには、最強になってやる!そんな野望はお持ちですか?
僕はありませんけど・・・。
さて、今日は、ボクシングのすすめ です。
ボクシングに至るまでが長いので、飛ばしてもらっても結構です。
≪目次≫
格闘技に興味があり、有名どころの試合はテレビで見たりします。
試合の翌日は、その試合について男連中ではなし、盛り上がります。
「あと、一発で仕留められたのに、何をしているんだ!」とみんなで不満を漏らしたりします。
そんなある日、ふと思ったのです。「格闘技やった事も無いのに偉そうに」と。
オッサンの大部分がそうなんですよね。ボールを蹴ったことも無いのにサッカー日本代表がどうのとか、肩が上がらないくせにあのピッチャーの球はとか。
こんな、下世話なスポーツ新聞オヤジから脱却すべく、格闘技を始めることにしました。
「とりあえず、やってみよう!」こう思える自分の性格、好きです。
僕には、メジャーどころ(皆がやること)を避けるという特徴があります。
だから、格闘技をやる!と思っても、人からの「何それ?」を求めたりします。
実は「システマ」か「カポエイラ」をやろうと考えていました。
ですが、マイナーゆえに教えてくれる教室が極端に少ないです。
習い事に大切なのは、場所です。行くだけで90分かかるのであれば、よほど情熱が無いと続きません。
僕の理由は、「マイナーだから」だけなので、きっと続かないでしょう。
格闘技教室の場所を考えれば、もう少し名の知れたものを選ぶ必要がありました。
「ブラジリアン柔術」を本筋に考えました。
総合格闘技の寝技のスタンダードですので、ちょっとカッコイイ感じがします。
色々と調べ、入会しようとしました。しかし、1つネックを発見。
教室では、複数の生徒を指導します。生徒同士で組んだりして、激しそうです。
僕は視力が悪いので、メガネを掛けています。外すと殆ど見えません。コンタクトをするつもりはありません。
練習の時に、メガネがグシャっとなりそうです。嫌です。仕方なく、ほかを探します。
「空手」はメガネをしていても、練習しているイメージがありました。近くの道場を探しました。
フルコンタクトでした。僕には無理です。もっとライトな感じが良いなぁ。
見つけました。「キックボクシング」です!
立ち技を広く学べそうで、非常に良いです。一般的に生徒同士でミット打ちするのですが、自分が通うつもりの教室なプライベートレッスンがありました。
マンツーマンで教えてもらえます。
本格的な試合に出る訳では無いので、あまり防御をしません。攻撃を中心に教えてもらえます。メガネも余裕っす。
何の競技でも、何のスポーツでも、正しい型がありますね。
正しいものは美しい。機能美?です。
参ったな。ミドルキックは今一つ、ハイキックが全然蹴れません。体が硬すぎました。
僕は、格闘技をやることで格闘家の気持ちを少しでも知りたいだけで、体を柔らかくしたい訳じゃないです。
でも、グローブをして叩くのは結構楽しかったです。
足を上げずに、パンチが出来る競技と言えば、あれしか思いつきません。
ボクシングを始める
ジムを探そう
一口にボクシングジムと言っても、種類があります。プロを目指すような本格的ジムから、ボクササイズのフィットネス要素が強いジムまで。
本格的なジムでも、月謝が入らないと経営が成り立たないので、初心者を積極的に受け入れています。ただ、素人を丁寧に指導できるかは疑問です。
殆どのジムは、無料見学が可能なので利用してみましょう。
おすすめ(理想)は、本格的とフィットネスの丁度あいだです。
ジムの場所は、すご~く大事です。入会金や月謝より重要かも知れません。
ライフスタイルの確認
ジムに通うとして、いつジムに行きますか?
平日?休日?日中?夜?仕事終わり?一度家に帰る?
生活の中にジムを、無理のないように組み込まなければ、続きません。
トレーニング後のことも考えなくてはなりません。ごはんをどうするとか、お風呂はどうするとか。
仕事帰りにジムに行き、終わったらシャワーを浴び、ごはんを食べて帰宅・・・みたいな感じでしょうか。
ご家庭のある方は、更に考えなくてはならない項目が増えると思います。
ある程度の準備が必要
ボクシングは、色々と道具が必要な競技です。
お借りできるものもありますが、自分で用意したくなります。出費注意です。
まず、ウエア。動きやすい服装なら・・・と言われますが、周りをみるとカッコいいウエアを着ていたりします。
そして、シューズ。室内用のスニーカーが必要です。ただ、スニーカーにはちゃんと用途があるので、ウォーキング用でボクシングは基本的に合いません。ボクシングシューズは、薄いソールが特徴です。
ジム通いが続いたら、買い替えを考えても良いと思います。ボクシングシューズ代わりに安いレスリングシューズを履いている方が結構います。
グローブはどうでしょうか?ジムで借りれるとは思いますが、人が使ったものは嫌という方もいらっしゃるでしょう。
国産の高級メーカーやタイの庶民派メーカーなど色々あります。一番大切なのは、重さ なので、購入の際は、ジムの方に相談してみましょう。
初心者はグローブをはめる前に軍手を付けたりします。バンテージ代わりです。パンチ力が上がっていくと、バンテージがいいかな?と思います。包帯のような自分で巻くタイプや手袋のような簡易タイプがあります。包帯式は安いですが、洗濯が大変です。
タオルや水筒、トレーニング後の着替えがいるので、それを入れるバッグ(リュック)も必要でしょう。
ボクシングをするメリット
運動することは体に良い、これは皆さんがご存知でしょう。
ダイエットに向いていますとか、そんな当たり前のこと、今回は言いません。
かっこいいカタチを取得できる
一般女性が、右ストレートを放ちました。それを見てどうですか?弱そ~~と思いませんか。
パンチのカタチがなっていないからです。
最初の構え、拳の出し方・伸ばし方、足のかたち、左手の位置など総合的に変です。
「慣れてない」が、すぐに分かります。
男だってそうですよ。シャドーボクシングを見ると初心者はバレます。特に足の運びがおかしいのです。ピョンピョン跳ねちゃいます。
格闘技は、やった事があるのと、ないのとでは大きく変わります。
それはなぜか?
一つ一つの動きに意味があり、それを理解しているかどうかの問題です。
ピョンピョン跳ねているように見えるボクシングですが、両足が地面から離れることはありません。空中に浮いた状態だと、パンチをもらった時に、踏ん張れないからです。
意味を理解して体を動かしていれば、自ずと理想のカタチに近づけます。
縄跳びが上手くなる
ボクシングには、縄跳び(ロープ)が付き物です。ジムの映像でも良く見ますね。
基本練習の一つです。
ロープは、スタミナをつけるのにとても良い運動です。
まぁそれよりも、ステップを踏みながら跳んだらカッコイイですよね。
披露したくなります。無駄に家の前で、縄跳びしたりします。
より深くボクシングを観戦できる
多少なりともトレーニングをした人は、ボクシングが如何にハードな競技なのかを理解出来ます。
腕を上げたまま(ガードの構え)で動き回るだけでも、かなり体力を消耗します。
パンチをもらうとダメージを受けるだけでなく、体力も消耗します。体力が無くなれば手を出せなくなります。手を出せなければ、相手を倒せません。
活字にするのは簡単ですが、それを理解するのは結構難しいです。
ボクサーは相手に殴られたくないんです。当たり前ですけど・・・。相手のパンチをもらわないで攻撃できるような、そんな都合のいいことは起こりません。
井上尚弥くらいですかね?
だから、手数の少ない試合を見ても、気持ちは分かるようになります。この人は、殴られたくないのだろうなぁ~と。
でも、そこを超えていかないとチャンピオンにはなれないのですが・・・。
「あと、一発で仕留められる」と第三者は思っても、戦っている選手は手が出ない理由があります。攻撃で出来る隙によってパンチをもらいたくないし、ガードを固める体力も無くなってきている。ギリギリの戦い。
命を削って戦っている訳で、イチかバチか飛び込むのは、ただの無謀です。僕は、自分の好きな選手にそんなことさせられません。
話が逸れてしまいましたが、少しでも選手の思考を理解出来ると、観戦がより深いものになると思います。
まとめ
習い事としては、少しハードルが高いかも知れません。
ですが、やってみると楽しいですよ。
ストレス発散にもなって、体力も付きます。肩や腰を回すので、凝りの解消などにも効果があります。
見た目強面でも優しいコーチはたくさんいますので、気軽にやってみましょう。