ミニマリストとは
1 ミニマリズム、ミニマルアートの芸術家。
2 最小限のことしかしない人。最低限必要なものしか持たない人。
出典:小学館・デジタル大辞泉
言い過ぎました。
ミニマリストさんを馬鹿にはしていません!
でも最初は、怪しげな宗教や胡散臭いダイエット方法のようには、思っていました。
なぜか?テレビのせいです。
テレビなんてのは、本質なんてものは理解せずに垂れ流すだけで、視聴者に面白がってもらうのが目的ですよ。
だから、極端に物を置かないミニマリストを紹介し、珍獣のように扱います。
それを見たものだから変わった人間、酷い言い方をすれば何かが欠けてしまった人間、と思ってしまいます。
一般人の感覚ではない、と。
ブログを始めたことをきっかけに、他の人のブログを読むようになりました。
ブログ初心者が、書き方を学ぶつもりで読んでいました。
そんな中、影響されたことがあります。
「ミニマリズムの考え方」です。
現在進行形ではあるものの、ミニマリストへと近づきつつあります。
なぜ、そのようなことが言えるかというと、今までとモノの見かた、モノの価値観、モノを置いておく自己ルールが変わったからです。
僕は「モノが少なきゃいい」という考えには、否定的です。
矛盾しているようですが、本当にそう思います。
僕がなぜモノを減らそうと思ったのか?どのような考えか?をお伝えし、もしよろしければ生活に取り入れてみてください。
僕の行きつく先は、辞書に載っている『ミニマリスト』の本来の意味とは別の場所だと思います。
一般の『ミニマリスト』と区別する為に、僕の理想は『新ミニマ』と呼ぶようにします。
よろしくお願いします。
【目次】
考え方を変える
ミニマリストさんのブログには、大抵、この言葉があると思います。
考え方を変えよう!と。
結局、ここなんですよね。
この伝え方が、かなり難しいです。
ここで共感を頂けないと、以降を読んでもらえないかも知れませんね。
僕が考える 新ミニマは、割合 です。
服で例えます。
多くの人は、選択肢の多さに依存していると思います。
「明日、着る服をどうしようかな?」
組み合わせなどを考えると、選べた方が良いでしょう。
ところが、毎回選ばれない服も出てきます。
服が多くあっても、選ばれるものとそうでないものが存在します。
さほど、好きでないものが、混在している状態です。
手持ちが少数であれば、恐らく、好きなものしか持っていない筈です。
好きなものの占める割合が、全く違います。
ショッピングに行ったとします。
アイテム数日本一の店に洋服を買いに行ったら、沢山の中から選べたら良いですが、探すのが大変です。
選ばれない無用な服が邪魔をします。
高級なブティックは、服が極端に少ないですよね。
自分の好きなショップならば、どれを選んでも間違いないレベルの品を揃えているでしょう。
置いてある数は、関係ありません。
むしろ少ない方にメリットを感じます。
自分が所持しているものを見て、好きなモノの割合はどうか?と考えます。
ミニマリズムとは、最小限主義のことです。
最小限に切り詰める為に、とりあえず要らないモノを捨てるというイメージですが、新ミニマは好きじゃないモノを消して、好きな 割合 を増やすという行為です。
右を見ても、左を見ても、好きなモノ。理想的な生活ではないでしょうか?
モノを減らすって、禁煙に似ている
今の状態から、モノを減らされたら、不便になると思いますよね。
我慢をする生活になってしまう、と。
話を変えて、喫煙者に禁煙を勧めてみます。
何て言いましょう?
「健康の為に」「お金の為に」とか、言うでしょうか?
喫煙者は、そんなこと分かってる!と拒否するでしょう。
健康は大病を患わないと分かりませんし、自分の小遣いで買っているからいいじゃないか!と言われそうです。
僕も喫煙者でしたから、他人に指図されるのは嫌です。
自主的にタバコを止めてみて、気付いたことがあります。
意外なところにメリットがありました。
それが、意識 です。
タバコってどこでも買えるし、ダブってもいずれ消費します。
でも、ライターは1個でいいんです。何個もいりません。
だから外出の際、ライター持ったっけ?と意識します。
(これは僕だけですかね)
長期移動の時は「ここで吸わないと当分吸えない」と思いますし、「この喫煙所で吸わないと他は無いかも」と、ず~~~っと喫煙を意識しています。
やめると、その辺りを一切考えなくていいんです。
部屋にモノが多い場合「何とかしなくては!」といつも思うはずです。
潜在意識の片隅に、整頓という文字がつきまといます。
モノが無ければ、ごちゃついた部屋を整理整頓する 意識 は必要ありません。
モノを減らすって、ダイエットに似てる
自分の持っているモノをちゃんと見てみると、ある品が多いことに気づきます。
ストックしている予備品です。
ティッシュ・トイレットペーパーから下着類・Tシャツ、調味料、髭剃りの替刃・整髪料、シャンプーなどなど。
「無くなった!困った!」
それを恐れて、ストックします。
ただ、本当に困ったことは、ほとんどありません。
大抵のことは、我慢すれば良いのです。
上の品から考えると、トイレットペーパーくらいで、あとは大丈夫そうです。
「無くても」というより「困ったら買う」で大丈夫でしょう。
事前に用意しておいた方が、安く買えるというメリットはあるものの、置いておくストレスのデメリットの方が大きいと考えます。
その「無くて困る」という気持ちは、「何か食べたい」気持ちに似ていると思います。
そこを我慢すれば、何てことないんですよ。
例えば、お刺身を食べる時に、ワサビが無い。
どうしますか?
僕は、恐らく、買いに行きます。
その時に、2個買ってきます。
使う用とストック用です。
「無くて困った」という印象の元、その思いをしたくないと、ストックを買います。
その考えが、モノを増やす原因になっています。
僕の困っていることなんて、大したことない話です。
「また買えば?」くらいの話です。
一瞬だけ我慢すれば、良いだけです。
ダイエットも、急激にお腹が減った時に、我慢できるかが分岐点となります。
僕は、ダイエット経験者なので、その気持ちに置き換えます。
ストックを欲しがる気持ちを抑えることが出来ました。
「困ったら困ったで、何とかしてやる!」
そんな気持ちで、ストックしているモノを使って、減らしています。
ストック癖がつくと、同じものを買ってしまうことがあります。
整髪料と靴下が「何年分?」と思うくらいありました。
自分でも、驚くというか、がっかりするというか・・・。
そう言えば、模様替えなんて考えもしない
モノに溢れた部屋で暮らすと所定の位置が決まります。
動線などを考え、配置して、そこで生活しますね。
モノが減っていくと「あれ?これはこっちに置けるな」という発想が出てきます。
ベストだと思っていた配置が、ベストじゃなかった。
クローゼットに収まりきらず、ラックやボックスにいた不要の服が減りました。
クローゼットの服も減っています。
ラックやボックスが不要になり、クローゼット内にスペースが出来そうです。
そこに本棚を入れてしまおうか?と思っています。
そんな発想は、今までありませんでした。
モノが無ければ、スペースが空いて、移動ができる!
当たり前のことですが、その当たり前にず~~っと気付かず生活していました。
前に処分した本やCDはどうだった?
中古屋さんに買い取ってもらいました。
約500点を段ボールで送り、査定してもらいました。
いくらになったと思いますか?
5000円弱です。
ここで思ったことが、2つあります。
①自分が大切に所持していたものが、人から見れば5000円の価値しかなかったこと。
思い入れを理由に、とりあえず保管していたモノたち。中古屋さんに売ったら1つあたり10円程度・・・まぁ分かってはいたんです。
ただ、自分が持っていることで、それ以上の価値を保てていると勘違いをしていました。
②それと、将来的に無価値になる品物を何も考えず買っていたこと。
何かを揃える、保持する、という欲求の為に、買ったものが多いです。
必要というよりも、並べるとか自慢するという気持ちが、強かったかも知れません。
「モノは使ってなんぼ」だと思います。
CDの場合は聴く、本なら読む、その行動が伴って初めて価値を生みます。
毎日眺めるとか、毎日想うとか、そんなこともなかったので、完全に“あるだけ”になっていました。
まとめ
以前、こんな記事をアップしました。
完全にネタですよね。
これを書くために、色々調べたんです。
ミニマリストさんの考えは、ハードルが高く、引いてしまう部分もありましたが、学ぶことが多かったです。
モノだけじゃなくて、無駄なことや考えなども、人生でありますからね。
僕は偏食家なので、食べられるものが人より少ないです。
だから、食べられるものは、ベストで食べたいです。
サラダのドレッシングは1種類では無理です。
そこは、我慢しません!
4種類のドレッシングを置くために、スペースを確保する。
これが 新ミニマ の考えです。
お読み頂き、有難うございました。