お世話になっております。
「いつも楽しく読んでいるよ」と言って頂いている読者様、申し訳ございません。
本日は、ちょっと政治的なことです。
先日行われた、参議院選挙の話題が薄れ始めましたので、当ブログであえて取り上げたいと思います。
と、言いつつも、ちょくちょく政治ネタは入れています。
その昔、信頼の置ける上司に、人前で宗教と政治の話をするな!と教わりました。
私見や私意の部分を他人がとやかく言うとこではなく、議論を戦わせるのも違うからだと、そう理解しております。
故に、一つの政党・政治家を推しても意味が無いと考えます。
今日は、この党が良い・悪いではなく、何故そうなったのか?という話です。
物事には、理由がありますからね。
気楽にお読み頂ければと思います。
ちなみに、僕の考えは、「普通の人、第一主義」です。
ごく普通の人が、ごく普通に暮らせるのが理想です。
申し訳ないのですが、弱者と呼ばれる層をケアすることはあまり考えていません。
切り捨てろ!という意味でなく、第一義では無い、という事です。
ただ、「未来のある子どもには手厚い保障を」と思います。
普通に家庭が持てて、普通に子どもがいる、普通の家庭を増えたらいいと・・・。
そんな「普通の党」党員の僕が考える 政治について です。
目 次
- 注目政党『NHKから国民を守る党』
- 政権政党の歴史
- 一般的な国民の気持ち
- 民主党を選んだ結果
- 2019年参議院選挙
- 無記名投票の無意味さ
- 新しい表現方法の提案
- なぜ投票率を上げたいのか?
- 議員定数削減にこだわる必要はあるのか?
- 有権者ができること
- まとめ
注目政党『NHKから国民を守る党』
『NHKから国民を守る党』が話題となっています。
代表は、立花孝志さん。
政見放送で驚かれた方もいらっしゃると思います。
「不倫ですよ。路上ですよ・・・」まぁ、いいです。
僕は、この人ならそんな風に政見放送するでしょう、と思っていました。
受信料についてバトる動画をYouTubeで見ていましたから。
確か、船橋市議時代だったと思います。
「この過激な人が、議員になるなんて、日本は大丈夫か?」そんな声がチラホラと。
でも、N国党議席獲得は必然だと思います。なぜ?
政権政党の歴史
N国党議席獲得を語るには、ちょっとだけ政治のおさらいが必要でしょう。
1955年に誕生した自由民主党。
一党優位で政権政党に君臨した自民党も現在までに、2度下野しています。
そこに触れてみます。
①非自民・非共産連立政権
1993年、自由民主党と日本共産党を除く政党による連立政権が誕生しました。
自民党所属議員が離党し、新生党・新党さきがけなど結党して自民党は分裂状態となりました。いわゆる「新党ブーム」と呼ばれるものです。
与党経験のない日本社会党が、総理や大臣のポストの誘惑に負け、連立を組んでしまいます。その後、名称を社会民主党と変えますが、政治理念がブレてしまった為に議席を減らしていきます。
実際は、元自民党の大臣経験者などを中心に、政治運営していきます。
自民党にあった派閥が新党を作ったというだけで、自民党との違いは、さほど感じられませんでした。
②民主党政権
2009年衆議院が解散され、民主党はこの総選挙を「政権交代選挙」と銘打ち、連立をみすえる社民党・国民新党と合わせて過半数の議席確保を目指します。
政権公約を「マニフェスト」と呼び、政権交代をした場合の各省の大臣なども発表しました。
マスコミも二大政党へ向けて、民主党をごり押しします。
結果的に、絶対安定多数を超える308議席を確保して、政権交代を実現させることとなりました。
一般的な国民の気持ち
民主党が政権を取ったことが、N国党議席獲得に、大きな影響を与えたと考えます。
国民のベクトルが同じ方向へと向かい、民主党が選挙に大勝しました。
「民主党を支持する」「民主党に政権を任せてみたい」「自民党にお灸を据えたい」そのような思いが重なって、得票が増えました。
僕の感覚でいくと、自民党にNOを突きつけたい!という意見が大多数でした。
民主党を選んだ結果
任せてみたものの、惨憺たる結果でした。
子ども手当や高速道路無料化など、財源を考えず大風呂敷を広げ、日本の国力を下げる事業仕分けに精を出す。
「この党には任せられない」「日本がおかしくなってしまう」という印象を与え、結果的には、自民党がマシだった、と落ち着きました。
そして、多くの国民は、この政治空白を忘れてはいけないと考えました。
2つの日の丸(日章旗)を切って貼って、民主党のロゴマークにしていたのを見た時の衝撃は、今も覚えています。
2019年参議院選挙
今年の参院選の投票率は、48・80%で、24年ぶりに50%を割りました。
全国規模の国政選として過去最低だった1995年の参院選(44・52%)に次ぐ低投票率となりました。
あれだけ「選挙に行こう!」と言われても半数の方は、投票に行きません。
理由は簡単です。
入れたい人、政党が無いからです。
与党には入れたくないけど、他の党に滅茶苦茶にされたくない。そんな気持ちでしょう。
多くの国民に不満を持たれている自民党ですが、それでも、与党であり続けます。
いかに他の党が信用されていないか、という表れです。
民主党の政治空白を思い出してしまうのでしょうね。
無記名投票の無意味さ
「政治を語るなら選挙に行け」という言葉によって、とりあえず投票所に行く人がいらっしゃいます。
そして、無記名で投票したりします。
これ、全然意味が無いんですよね。
無記名の数とか、無効票の数とか、マスコミは、ほぼ取り上げません。
自分の「入れる政党がない!」というメッセージは、誰にも受け止めてもらえません。
それであれば、投票率が低い方が、政治に興味が無い・信用しないという事になります。
※僕は毎回選挙に行っていますし、無記名にはしません。
そもそも、与党の受け皿が無いという現況が問題です。
新しい表現方法の提案
日本の投票は、チェックやマークシードじゃなく、記名式なんですよね。
それを最大限に活かせば良いですよ。
例えば投票用紙に「×」若しくは「罰」と書きます。
一定の得票が集まった場合、政治不信があるとみなし、罰を与えるのはどうでしょう。
政党交付金や国会議員の歳費のカットです。
「×」票が50%あれば、政党交付金の分け合う分母を50%減らしましょう。
そうすれば、民意が反映されるのではないでしょうか。
誰かが望む、投票率が上がりますしね。
なぜ投票率を上げたいのか?
マスコミが煽ります。
選挙に行け!と。
選挙に行くつもりが無かった人は、どうするでしょう。
人間の心理です。特に日本人。
変わらないものに対して、わざわざ足を運びません。
仮に、現与党への投票を考えている場合は、投票には行きません。
投票に行く場合は、与党じゃないところに一票投じようとする時です。
組織票で当選が確実な議員を蹴落とすには、無党派層が必要です。
「投票率を上げよう」の意味は、「与党以外に投票しよう」という意味です。
マスコミが挙って何かをプッシュする時は、 裏に何かある と考えるのが良いでしょう。
与党でも、少し前は、石破茂氏、今は、小泉進次郎氏を猛烈プッシュしています。
小泉氏の結婚。人によっては、デキ婚と叩かれるのに祝福ムード。何か気持ち悪いですね。
議員定数削減にこだわる必要はあるのか?
減らす減らす詐欺です。
でも、なぜ議員を減らす必要があるのでしょうか?
お金の問題ですか?
お金がかかるから、と議員を減らしていくとどうなるでしょう。
こういう時は、極端に考えるといいですよ。
議員の数を今の一割にしてみましょう。
国会議員の仕事って簡単に言うと法律を作ることです。
(今現在、仕事をしない議員が結構いますが・・・)
少ない人数で、きめ細やかに法整備をするのは可能でしょうか?
権力だけ持って、かえって何もしなくなるのではないでしょうか?
日本は、元々人口に対しての議員数が、諸外国に比べ少ないです。
議員の数は、より多い方が民意を反映出来るでしょう。
国会議員は増やした方がいいですよ。
歳費の問題であれば、思い切って減額しましょう。
それでも、議員になりたい人に仕事をしてもらいましょう。
「国会議員はその本来の職務に専念すべきである」が原則ですが、北欧のようにボランティア感覚でやるのはどうでしょう?
仕事を持ちながら、議員をする。ダブルワークだと負担が増えてしまうので、議員の数を増やす。その方向が良いと思います。
米国のように、時間とお金に余裕がある人が、収入を期待せずに、個人の名誉の為に政治をしてもらうのも良いでしょう。
有権者ができること
政権与党に不満があるとして、有権者に出来ることはなんでしょう?
先程、国会議員についての提案、あくまで理想を語りましたが、これは夢物語です。
何も変わらないのでしょうね。
今、有権者に出来る事は、選挙に行って与党以外に票を投じることだけです。
(是非与党以外に入れましょう!という話じゃないです)
無記名投票は意味がありません。
誰かに投票しなくては、なりません。
でも、みんなの頭に、こびりついています。
政治空白のあの頃を・・・。
では、どこに投票しましょうか?
政権を取らない程度の弱小政党が良いでしょうね。
日本をおかしくされても困りますし。
偏った思想を持たない政党が望ましいです。
そして、どのような政治をしたいか、分かり易い方がいいでしょう。
目標を達成したら、パッと解党してくれそうな理想的な政党。
そんな政党があれば、票が集まる筈です。
ありますよ、そんな政党。
『NHKから国民を守る党』
まとめ
選挙は結果です。
その結果になるのは、必然だと思います。
今回の、N国党の議席獲得を受けて、色々言う人がいます。
「代表の人格が・・・」「面白半分で票が入った」「戦術が成功した」など。
物事の表面をすくったら、そんな考えになるのでしょう。
世間の流れを読み解けば、この政党は、ただのポピュリズムの象徴でしょう。
今回の選挙、
与党には、信任していない
野党には、政権与党にはなれない
というメッセージであると認識して欲しいですね。
メディアによってN国党が、ただイロモノ扱いされていて、本質が分かってないなと思ったので、記事にさせて頂きました。
お読み頂き、誠に有難う御座いました。
本日の記事は、どこかの政党を肩入れするつもりは毛頭なく、現況を客観的に見て解釈するとこうなるのでは?という考え方の話です。
国民心理の僕なりの解釈記事と捉えて頂ければと存じます。
当ブログの内容をご存知の方は薄々感じていると思いますが、このような固い記事の次はゆる~い記事がきますので、ご期待くださいませ。