僕は、(ほんの少しだけ)空想癖があります。
以前「妄想癖」という表現を使っていましたが、病的なニュアンスが強いらしいので、 空想に変えますね。
つまりは、考えることが好きなんです。
くだらないものを考えることで、テンションが上がります。
道を歩いていてすれ違った、面識もない別々の4名様と脳内で、バンドを組んだりします。そして、満員の武道館でライブをします。一番最初にすれ違った長髪だけど薄毛のおじさんはドラム担当ですが、ライブ中にテンションが上がり過ぎてドラムセットを壊しました。YOSHIKIさんに見えないことも無いですが、どちらかというと、海原はるか師匠です。
これは、全て空想ですが・・・。
空想の時間は楽しいので、他のものに邪魔されたくありません。
だから、仕事のことで頭を一杯にするなんて考えられません。
ワクワクする仕事だったり、お金になるなら別ですよ。
必要かどうかも分からん仕事のことは、考えたくありません。
でも、仕事・・・。とっとと終わらせてしまいたい!
じゃあどうしようか?
と、いうのが、本日の記事の取っ掛かりです。
本質を理解することによって、早急に仕事をクリアしてしまいましょう。
頭の中から仕事を追い出そう!
よろしくお願いします。
【目次です】
本質という言葉を調べました
ほん‐しつ【本質】
1 物事の根本的な性質・要素。そのものの、本来の姿。「本質に迫る」「本質を見きわめる」
2 哲学で、存在するものの基底・本性をなすもの。
㋐偶有性に対立し、事物に内属する不変の性質。
㋑実存に対立し、そのもののなんであるかを規定し、その本性を構成するもの。
3 論理学で、思惟の対象を定義する諸限定。類・種のごとき普遍をさす。出典 小学館/デジタル大辞泉
まぁ・・・そうなのでしょう。
僕なりの本質の考え方
※間違えているかも知れませんが、分かり易く表現したい という僕の気持ちだけ汲んでください
小学5年生のA君が、お母さんに買い物を頼まれました。
買うものは、玉ねぎ・人参・ジャガイモ・牛もも肉・チャツネの5種類。
紙に書いて行けば、いいでしょう。お母さんにメモを書いてもらいます。
スーパーに着きました。
いざ、買い物をしようと思ったら、メモが見当たりません。
途中で落としてしまったようです。
A君は無事に買い物出来たでしょうか?
A君のスペックは分かりませんし、お母さんとの連絡手段が何かしらあるかも・・・。そのような特殊例を除けば、A君は一度家に戻ったのではないか?と思います。
なぜか?
A君の目的が「メモに書いてあるものを買って帰る」だからです。
A君は小学校の高学年ですので、玉ねぎ・人参・ジャガイモを買うくらいは覚えているかも知れません。ただ、どれだけの量を買えば良いかまでは、分からないと思います。
この買い物について、A君は本質を理解出来ていたでしょうか?
そもそも本質はどこでしょうか?
僕の考える本質は、A君は何のために買い物するのか?です。
『4人家族の夕飯のカレーを作るため』買い物に行く。これが本質です。
経験が足りないA君は無理かも知れませんが、皆さんならどうですか?
「メモを無くしたが、今日はカレーだな。肉と主要野菜を買えばいいんだっけ。肉は豚でも牛でもいいか。カレーだし。野菜は人参・玉ねぎ・ジャガイモか。確か全部で5個頼まれたのに、1つ足りないな。なんか家のカレーって隠し味が入ってたんだっけ。フルーツのやつかな?スーパーで探してみるか。量は家族4人分。多ければ明日もカレーだ。」
このような感じで、家に戻らなくても、ある程度の買い物が出来ませんか?
本質の『4人家族の夕飯のカレーを作るため』を理解しているからです。
むやみに買う物を覚えるのではなく、何のために買うかを理解した方が、簡単だしミスも少ない気がします。
本質が理解出来ていれば対応策も分かる
何かの案件を進めていて、「おかしいな?」と思う場面があると思います。
対応策を考えるにあたり、本質が理解出来ていなければ、手の施しようがありません。
手をこまねいて見ているか、適当に進めるかは、担当者のキャラクターによると思います。
ただ、解決には向かいません。
「本質のみ」理解出来ていれば、“楽”で簡単です。
先程のカレーの話です。
調理し始めましょう。
野菜を切ります。そこで気が付きました。肉が無い、ベーコンならある、と。
いくつか対応策があります。わざわざ肉だけ買いに行く・肉無しカレーにする・ベーコンカレーにしてみる、など。
意外とベーコンのカレーが美味いかも知れませんが、「こんなカレー嫌!」との批判のリスクを伴います。
カレーじゃなければいけないのか?
本質が「晩御飯を作る」であるなら、カレーじゃなくてもいいですよね。
ホワイトシチューの方が、美味しく出来るのではないでしょうか。
「今夜はカレーよ」と約束していなければ、シチューで良いでしょう。
仕事でも本質を理解する
仕事が遅い人っていますよね。
普通にやれば1時間で終わるところを3時間やっても終わらない人。
そんな人の仕事ぶりを見る機会が出来ました。
色々なダメなところ(修正箇所)を発見しましたが、何より、この仕事の本質が分かっていないと感じました。
仕事における本質とは、その仕事のゴール地点と言い換えても良いと思います。
ゴールに進むための工程・行動・考えです。
ゴールへの安全な最短ルートを探すために、考えるのです。
「遅い人」は何か考え事をしている風ですが、まぁ無駄なことを考えているんですよ。
例えば、カレー屋さんで働いているとしましょう。
上役に「この店の売上を上げろ」と指示されます。
あなたは、どう考えますか?
客数を増やす・味を良くする・値段を変える、などとすぐに何かやろうとする人は、申し訳ないですが、駄目な人間の部類です。
それは、なぜか?
この仕事の本質が、まだ見えていないからです。
本質は「売上を上げる」ことではありません。
「売上を上げろ」って言われたじゃん!と怒っている人は落ち着いてくださいね。
なぜ、上役は売上を上げたいのでしょうか?そこを考えましたか?
商売をやっている以上は、売上を意識して当然・・・だとすると普段から考えなければならないことです。
わざわざ指示する上役には、何かしらの意図があると考えるのが普通でしょう。
カレー屋さんがチェーン店で今月売上を地域ナンバー1にしたいのか、店で借入を考えていて一定以上の売上を上げたいのか、つまり 理由=本質 です。
そこを理解せずに物事を進めるのは、愚かというより、もう危険です。
自分という人間の本質も知るべき
自分の心の動きも、一つの物ごとだと捉えて、本質に迫りましょう。
僕がこのブログ内でよく使う、言葉があります。
彼を知り己を知れば百戦殆うからず
【読み】 かれをしりおのれをしればひゃくせんあやうからず
【意味】 彼を知り己を知れば百戦殆うからずとは、敵についても味方についても情勢をしっかり把握していれば、幾度戦っても敗れることはないということ。
【注釈】 『孫子・謀攻』に「彼を知り己を知れば百戦殆からず。彼を知らずして己を知れば、一勝一負す。彼を知らず己を知らざれば、戦う毎に必ず殆し(敵と味方の実情を熟知していれば、百回戦っても負けることはない。敵情を知らないで味方のことだけを知っているのでは、勝ったり負けたりして勝負がつかず、敵のことも味方のことも知らなければ必ず負ける)」とあるのに基づく。出典 故事ことわざ辞典
この言葉で、僕が好きなのは「己を知れば」の部分です。
大事なのは、「敵を知る」だと思われがちですが、僕の解釈は違います。
敵のことは、必要に駆られて、結構調べると思います。
でも、自分を日ごろから客観的に見ますか?
己を知らない(知っていると思っている)人が、世の中にたくさんいます。
そう感じます。
職場に、自分のスケジュールを忘れちゃう人いませんか?
スケジュール管理も仕事なのだから何とかしろよ!と思います。
忘れちゃう人は、何もしていない訳ではないので、質が悪いです。
カレンダーに書き込んだり、メモを貼ったり、PCに残したり・・・。
それでも、忘れるんです。
簡単に言うと「己を知っていない」のです。
カレンダーに書いても、カレンダーを見る習慣がなければ、無意味です。
自分はカレンダーなんて見ないな、と己を理解していれば、そんな無駄なことしなくて良いのです。
僕の場合は、何も書いていない付箋を変な場所に貼ることがよくあります。(もちろん簡単に剥がれない場所に)
未来の自分へのメッセージです。
僕は、未来の己の知っており、行動の予想がつきます。
未来の己は、付箋を見てこう思います。
「随分と変な場所に、付箋を貼り付けたな、過去の自分よ。何かあるんだろ?」
いつもと違う光景に気持ち悪さを感じて、付箋の意味を考えようとする自分。何だったかを思い出せる自分を知っています。
そもそも付箋が気にならない人間ならば、付箋を貼る行為は全くの無駄ということです。
じゃあ自分なら何に気が付き、忘れないか?心に聞いて、試していく作業が必要です。
自分と向き合って、キチンと対話する努力をしなければなりません。
物忘れが多い人は、その努力を怠っていると思います。
まとめ
この記事は、何を伝えたいか?分かりにくいかも知れません。
会社に何度言っても忘れる人間がいて、怒りにまかせて書いている?
それも、あります・・・。
皆さんには、この記事の本質を捉えて、生活に役立てて頂きたいと思います。
ドラム担当の薄毛おじさんが本質ではないですよ。
お読み頂き、誠にありがとうございました。