気になる相手はバックトラッキングで興味を持たせ、ミラーリング効果で好意を抱かせ、クローズドクエスチョンで落とせ!というお話です。
お読み頂き、ありがとうございます。
この手の記事は、たくさんあると思いますが、あえて挑戦致します。
よろしくお願いします。
「こいつ、何言ってるの?」
と、思ってらっしゃる方もいると思います。
先程、出てきた3つのキーワードを簡単に説明します。
①バックトラッキング
日本語で「オウム返し」のことです。
相手の言ったことをそのまま返すことを指します。
②ミラーリング効果
心理学で使われる言葉で「同調効果」や「姿勢反響」のことです。
相手のしぐさ、表情あるいは動作を真似することを指します。
本来は、好意を持つ相手を、自分が無意識に真似てしまうことを言うようです。
③クローズドクエスチョン
回答を限定する質問のことです。
選択肢を用意して、その中から選ばせる質問を指します。
「はい」か「いいえ」を選ばせたり、「〇と🔴ではどちらが好きか」を選ばせる質問です。
名称を知らなくても、恋愛テクニックの手法として、ご存知の方もいらっしゃることでしょう。
「すでに実践しているよ!」
と、お怒りの方は、終盤へピョ~ンと飛んでください。
①の効果からです。
「相手の話をちゃんと聞いている」ことを示すことが出来ます。
誰もが、自分の発する話を聞いて欲しいでしょう。
ちゃんと聞いているのが分かると、嬉しいものです。
①の表現例です。 ※例は、Aが女性、Bが男性です
A「昨日、レストランに行きまして」
B「レストラン?」
A「ハンバーグを食べました」
B「うん。ハンバーグ」
A「美味しかったんですよ」
B「ほう。美味しかった?」
Bさんは、Aさんの話をめっちゃ聞いている感じがしますね。
①によって、Aさんは、話を聞いてくれるBさんに興味を持ちます。
ただ、①の手法は有名なので、相手にばれてしまうかも知れません。
イチかバチか、難易度を上げて、一気に距離を縮めてみましょう!
A「昨日、レストランに行きまして」
B「どこのレストラン?」
A「代官山です」
B「おしゃれな人だね。それで?」
A「ハンバーグを食べました」
B「え~、い~な~。どう、どう?」
A「美味しかったんですよ」
B「マジで?俺も食べた~い」
すみません。代官山でレストランでハンバーグでって、ダサい発想でした。
それは、置いておいて・・・。
Bさんは、Aさんの話にかなり食いついています。
Bさん立場でのコツは、最初は興味がある感じを出さないことです。
表現例の「どこのレストラン?」の部分です。
笑顔でテンション上げて、聞いてはいけません。
むしろ、トーンを落とし気味にしてください。興味が無い感じで。
「おしゃれな人だね」部分は、ボソボソっと褒めてください。
相手の話を聞いている時は、必ず褒めるポイントを模索してください。
Bが女性で、男性Aを褒めるなら「センス良いですね」がいいでしょう。
徐々にテンションを上げて話を聞いて「俺も食べた~い」がMAXテンションです。
Aさんは、羨ましいという言葉を引き出したくて、話し始めています。
想像以上のリアクションにより、Bさんに興味が湧いて仕方がない筈です。
あなたを生理的に嫌いでなければ・・・ですが。
②の効果です。
相手のしぐさ・表情あるいは動作を真似することで、安心感を与えつつ「息が合う」を演出します。
これは、行動での表現です。小手先の会話よりも難易度が高いです。
同じタイミングで、何かを飲む・ペンを持つ・ノートパソコンを閉じるなど。
伝わり難く、気持ち悪いと思われるリスクもあります。
ここは、笑い(笑う) 一本でいきたいですね。
相手と同じタイミングで笑いましょう。
クスッと笑えばクスッと、大笑いしていれば大笑いする。笑いの量を合わせます。
楽しいから笑っているのであって、その感覚が同じであれば「息が合う人」と認識されるでしょう。
あなたを生理的に嫌いでなければ・・・ですが。
いよいよ③の効果です。
落としたい相手に、質問をします。
その質問に工夫を加えます。
確認工程をすっ飛ばした質問です。
(ある程度、仲良くなる必要あり)
普通の会話だと、
B「食事に行きませんか?」
A「いいですよ」
B「いつにしますか?」
A「今夜がいいですかね」
B「肉料理と魚料理、どちらが良いですか?」
A「肉料理が良いです」
となります。
まぁ、途中でお断りされるケースはあります。
確認工程を飛ばしてみます。いきなり、
B「今夜の食事は、肉と魚どっちがいい?」
のみです。
こちらも、当然お断りのケースがあります。
実は、お相手の 申し訳ない心理 に差が出ています。
「食事行かない?」に「ごめんなさい」だと、あまり罪悪感が生まれません。
一方「今夜の食事は、肉と魚どっちがいい?」はどうでしょうか?
既に、今夜食事に行く約束が決まっているのを断っている感じがします。
約束した事実は無いのですが、不思議です。
折角、進めていた準備を無駄にしてしまう、という罪悪感を与えられるでしょう。
これは、断りにくい質問 と言えます。
本来であれば、自分が決めた選択肢の中から選ばせたいのです。どちらを選んでも、自分にメリットがありますから。
今回は、じわじわ効かせる「断られるの前提」を、ご提案させて頂きます。
このような質問を多用することで、恩に着せようという意図があります。
あなたを生理的に嫌いでなければ・・・ですが。
みなさまも、是非、お試しください。
≪この記事を書こうと思ったきっかけです≫
ある日、僕の勤めている会社に電話が掛かってきました。
営業の電話です。
「貴社(電話では御社)の近くに営業担当が伺う予定がありまして、🔴🔴日なら午前と午後どちらがお手隙ですか?」という内容でした。
完全にこれは、クローズドクエスチョン大作戦!です。
営業主体の我が社に対して、営業トークのセオリーを持ってくるなんて愚かだ、と思いました。
「そんな見え透いた営業に、引っ掛かるはず無いジャン!」
ん?待てよ・・・。
閃きました!!
お待たせしました。
本題はここからですよ。
作戦が見え透いていれば、こちらが優位であると思いませんか?
相手を冷静に見ることが出来ます。
何なら相手を下に見ています。
先程の①~③を相手がバレるように、わざと大袈裟にやるのは、どうでしょうか?
ワザとらしい、オウム返し。
ワザとらしい、同じ行動。
ワザとらしい、2つの選択肢。
「そんなにも、私に好かれたいのか?」とあなたを愛おしく思ってくれるかも知れません。いや、思うはずです。
あなたを生理的に嫌いでなければ・・・ですが。