前回、ダイエットは体を理解して騙すことが大切と書かせて頂きました。
では、体を理解してみましょう。
ダイエットの時に意識をするのは、ぜい肉と筋肉だと考えます。
気になる部分のぜい肉だけ落としたくないですか?
そうは問屋が卸してくれません。
なぜでしょうか?
ぜい肉は体が必要だと思う場所に必要な分だけ付けます。
体にあるぜい肉の全体量から各所に割り振っているイメージです。
だから、自分の頭で「この部分だけ減らして」とお願いしても無理なんです。
どうすれば減るか?ぜい肉の全体量を落とすしかありません。
ただ、全体量を落としても各部分の基本的な割合は同じです。
気になる(割合の高い)場所は、少し体重が落ちたくらいでは、見た目がほぼ変わりません。
気になる場所のぜい肉は、最後までしぶとく残ると考えても良いです。
“部分痩せ”は妄想です。
もう少し突っ込んでみます。
なぜ、その場所にぜい肉が必要なのでしょうか?
体がその場所に必要だと考えているからです。当たり前ですね。
人間の体で大事な部分は頭と内臓です。
頭は既に守られていますが、内臓はどうでしょう。
元々は、四足歩行だった人間は二足歩行となり、内臓が無防備です。
守るためには厚いお肉が必要です。
ぜい肉は簡単に付けることができます。最適です。
ぜい肉に代わるものが無ければいつまで経っても無くなることはないでしょう。
体に『もう、ぜい肉は必要ないよ』と思わせない限り、減ってはいきません。
代わるものとは、もちろん筋肉です。
ぜい肉は好きな部分に付けたり、また減らすことが難しいですが、筋肉なら可能です。
次回は、救世主“筋肉”のおはなしです。